保育所探し

のち

翔斗は８時に起きて、おまるでおしっこ
テレビを見ながら朝ご飯を食べ、朝ご飯の後もレールで遊びながらテレビを見ていた

突然だが、ママは１０月から働きに行こうと思っている。
翔斗を産む直前まで働いていた会社から 『また働いてくれないか？』 と言われたのだ。
時間も日数も時給もママの要求を受け入れてくれ、仕事も楽な事務なので働くことにした。

翔斗はワガママなので集団活動をするのも良い経験になるだろう・・・そう思い、働き口を探そうかと思っていたところだったので、ちょうど良かった
保育所でみんなで給食を食べれば好き嫌いがなくなるだろうし、トイレトレもやってくれるだろう。
みんなが好き嫌いなく食べてたり、トイレでおしっこをしていたら刺激になるはずだ

あと翔斗は３人しか友達がいないので、公園や子供が集まる場所に行くと、一緒に遊びたくて子供に近づいてばかりだった。
保育所に行けば友達がいっぱい出きるだろうし。

市の保育所は定員がいっぱいなのすぐには入れないらしい
なので空きが出るまで、とりあえず無認可の保育所に入れなければならない。
実は先週も１ヶ所見学していて、今日は２ヶ所見学しに行った。

午前中に行った所は子供の人数が１５人程度で２人のおばちゃん保育士がいた。
ママは電話で 『見学をしたいのですが・・・』 と言っていたのに、説明を聞いていると話はどんどん進められ、『昼までの慣らし保育は９月２５日からで、１５時までの慣らし保育が１０月１日からで』 と具体的な話をし始めた。
『誰も入るなんて言ってないんですけど・・・』　と突っ込む隙さえ与えずにおばちゃん保育士は話し続け、『今日、入園費の６０００円先に払ってきますか？』 とまで言ってきた。
『だから見学に来ただけだっつーの』 といよいよママも頭にきたので、『まだ入ると決めてないので・・・』　とお断りした
おばさんパワーは恐ろしい・・・

ママが説明を聞いてる間、翔斗は保育所の子供達に混ざって朝の会に参加し、踊ったり、座って話を聞いていた
子供達は公園に遊びに行くところだったので、翔斗も一緒に公園に行った。
誰かの後ろに付いて、並んで歩いたことなど無いので翔斗は好き勝手に歩いて公園に到着。
公園に着いても先生の言うことなど聞かずにやりたい放題

お昼になったので公園から戻り、ママと翔斗は帰宅した
お昼ご飯を食べて少しダラダラしたら、次は別の保育所へ・・・

信号につかまらなければ車で１分もかからないところにあるこの保育所は３６人ほどの子供に４人の若い保育士さん。
園長の男の人が説明をしてくれたのだが、会社の構成から始まり、グループ会社の説明、『子供は国語力が大事なんですよ。国語力さえあれば数学も出来るんです。・・・これはボクの持論ですが。』　などとどうでもいい話をするし、とにかく話が長い
しかも子供が昼寝をしてる時間だったので、小さい声でもごもごとしゃべるのであまりよく聞こえない
学生時代にこんな先生の授業だったら間違いなくママは毎回爆睡だな・・・と思いながら話を聞き、資料をもらった。

家の駐車場に着くと翔斗は 『かいくんち行かない ばぁばんち行く』　と言った。
翔斗を昼寝させたかったので、『ここにねんねして、めんめつぶったらばぁばんち行くよ』 とママが言ったら、素直にママの言うとおりにした。
とりあえず車を走らせたが、翔斗はすぐに寝てしまった


ママの作戦大成功
家に戻ってベッドに寝かせても翔斗はぐっすりで、２時間ぐらい寝ていた

起きたらおまるでおしっこをして、実家へ・・・
翔斗はばぁばに今日保育所に行ってきたことを説明していた。

夜ご飯を食べたらじぃじとお風呂。
お風呂の後、じぃじの部屋で遊んでいたら翔斗はウンチをした。
じぃじが 『オムツ取り替えよう』 と言って近付くと、翔斗は逃げ回り、じぃじにつかまると大号泣＆大抵抗
顔中、涙と鼻水でグチョグチョになって居間に来た。
すぐにトイレに連れて行き、ウンチは出たあとだが座らせた。
ウンチのあとオムツを取り替えられるのが翔斗はどうもイヤらしい
お尻にウンチが挟まってる状態のどこがいいんだ？


翔斗は 『カレーライス』 と 『機関車』　を言えるようになった

２１時頃に帰ろうとすると、今日も翔斗は 『帰んない』 と言った。
『ママいなくても寝れるの？ ママとてって繋がなくても寝れるの？』 とまた昨日のように聞いてみると、翔斗は 『寝れない』 とボソッと言って玄関へ・・・

家に着き、添い寝をすると２０分ちょっとで寝てくれた