れてるのは見ててわかるの

を真っ赤にしている。
　かといって、呑むのが好きじゃないのかと言えばそうでもなくて、呑むこと自体は好きだという。ただ、気持ちがよくなるまで呑んでしまうと、次の瞬間睡魔に襲われてあっという間に眠ってしまう。aigle レインブーツ
　外でそんな羽目に陥るわけに行かないから、外で呑む時はほんの少しにしているのだと。

「そうかあ…かなこさん、おいしい餃子でビールを呑ませてあげたいんですね？」
「そうなの」

　優しいなあ…かなこさん。

　美音はかなこに遭うたびにそんなことを思わされる。
　かなこは夫のそうたが大好きだ。
　結婚して１０年以上経った夫婦なんて、うっかりすると友達以下の関係に墜ちている。
　子どもの居ない夫婦なら、それでもなんとかがんばって恋人同士の名残を堅持する場合もあるが、一人二人と手のかかるのがいれば、もう男女と言うよりも共同戦線を張って子どもを育てる同志みたいになって、お互いへの配慮はついついどこかに押しやられる。
　お父さんとお母さんを繋ぐのは子どもの存在だけ、なんて実にありがちなケースである。
　それなのに、かなこは今も、何よりもそうたが大事だと公言して憚らない。
　子どもは大事じゃないわけじゃないけど、そもそもそうたの副産物でいつか巣立っていく。
　その後も続いていく長い人生を、共に過ごすのはそうたなのだから、彼を大切にするのは自分の人生を大切にするのと同じことだ、と彼女は言うのだ。
　そんな彼女をそうたが大切に思わないわけがなく、自分の息子を大切にする嫁を憎く思うほどうめはひねくれていない。hunter レインブーツ
　何かあったら駆けつけられる場所に住み、お互いが心地よい距離で暮らしている。
　かなことそうたを見ていると、結婚するならこんな関係が良いな、としみじみ思う。

「このところ仕事も忙しいし、すごく疲れてるのは見ててわかるの。だからお休みの前の日ぐらい大好きな餃子でゆっくりビールでも呑んで、そのままパターンと寝てしまえればストレスとかもきっと…ね？」
　だから、家で上手に焼きたいの、とかなこは言うのだった。

　その気持ちだけで十分そうたさんのストレス吹っ飛ばしちゃえると思うけど…。
　なんて美音は思う。もうこれはあからさまに惚気の部類だな、と半分赤くなりながら。激安レインブーツ

「だからね美音ちゃん、美味しく焼くこつ、教えてほしいの！！」
「こつ…ねえ…」

　話をしているうちにどんどん必死になってしまったかなこを前に、美音はたじたじとな
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