明日は祈りの日

明日は、9月11日。ニューヨークにとって忘れてはならない悲しい出来事があった日です。

また、ワールドトレードセンターをかたどったライトが点灯されました。

World Trade Center memorial lights return to New York – in pictures

この日が来るたび、こんなことは2度とあってはならない、テロの犠牲者や遺族がこれ以上増えてはならない、
といつも思うのです。
しかし、残念ながら2001年以降、さらに状況は複雑化して
誰もが納得できるような、最終的な解決は今やどこにあるのか誰もわからなくなった、と感じております。

価値観や優先順位や思考回路が違うグループが同じテーブルで話し合いをすることの難しさは
卑近な例で言うと、子どもの学校のPTAとか、そういう場でも起こりがちです。
ましてや、人種、宗教、文化、習慣、歴史、経済規模等々、お互いにとって大事なものが全く異なる場合、
解決の糸口どころか、話し合いのきっかけすら見つけることが非常に困難ではないかと思います。
おそらく、解決などしないほうが都合が良いグループもあるでしょうし。

この縺れきった糸を少しずつでもほどくことは出来るのだろうか、
大げさではなく、21世紀の残りはこれに費やされそうな気がしております。