こちらはCNNの記事。現場のライブ動画もあります。
Dallas sniper attack: 5 officers killed, suspect identified
記事によりますと、一度に5人の警察官が犠牲になった事件というのは、あの911テロ以来のことだそうです。
動画からも分かりますように、デモの最中、前触れもなくデモ隊の外側から狙撃(状況的にそういう雰囲気です)された様子で、
警察側は不意を突かれたような感じで、一気に緊迫状態となる様子が生々しく伝わります。
警官5人撃たれ死亡=銃撃犯「白人殺したかった」―黒人射殺抗議デモで・米ダラス
NYの地元紙の記事によりますと、犯人は2015年まで軍の予備兵で、2013年11月から2014年7月までアフガニスタンに駐留していた
いわば射撃の訓練を受けたプロです。他の犯罪組織やテロ組織との繋がりもない単独犯のようです。
Dallas shooter Micah Xavier Johnson was decorated Army reservist in Afghanistan, equipped for war during police slayings
これで抗議行動もめちゃくちゃになってしまいましたし、何もいいことは無いと思えます。
しかし、ギャングやマフィア間の抗争ではなくて、市民と警察の対立というところに
問題の根深さを感じます。
このような事件が起こるたびに抗議行動があるわけですが、
世界中に、自由と機会均等と民主主義の総本山をアピールしているアメリカで、
何度も何度も繰り返されるのを見ると、これを根本的に解決しようという気が感じられないのですね。
日本で生まれ育った私にとっての「警察」に対する考え方とは社会的背景も状況も違いすぎます。
SNSなどで、実際に警察に呼び止められたことがある黒人男性の経験談などを読んでみますと、
「家族の前で逮捕、あるいは最悪警察官に射殺される事態は避けたいので、失礼かつ理不尽極まりない態度にも我慢している」
これで警察を信用しろというほうが難しいでしょう。
色々あっても、私は好きでNYCに来てそのまま住んでいますので、選挙戦といい、世相といい、最近荒んだ話が多いのは辛いです。
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