そんな○○に魅せられて

New York City's Immigrant Heritage Week

ニューヨークといえば、おそらく全米で一番、多種多様な世界中の国々から移民が集まっている街だと思います。
というわけで、4月17日から本日24日まで、Immigrant Heritage Weekとして、色々イベントなどが行われていました。
私は知らなかったのですが、今年で10回目だそうです。

下記のフェイスブックのリンクでイベントが紹介されています。
Immigrant Heritage Week

ニューヨークにいる移民の人たちは、全員合法的に滞在しているわけでもなく、
ワケありの人もたくさんいて、合法でない、という意味で「Undocumented」という言葉があります。
その言葉がタイトルについているイベントが、ロウワーイーストサイドで開催中だそうです。
#UndocumentedNYC
この紹介記事の中で、Cesar Vergasさんというかたの「I'm a New Yorker first」という言葉が、興味深かったです。
彼はメキシコから5歳のときに母に連れられ、ニューヨークに移民してきたそうです。
アメリカ人でもなく、メキシコ人でもなく、「自分はニューヨーカー」なんですね。

この感覚は、ニューヨークの住人特有のものではと思います。
例えば、東京に5歳のときに移民してきた外国出身者が「自分は江戸っ子だ」とか「東京人」だ、
というふうには感じないのではないでしょうか?
出身や国籍がどこであれ、自分はニューヨークという街の一員なんだ!と感じられると、孤独感や疎外感も
ずいぶん少なくなるんじゃないかと思います。
ニューヨークのいいところですね。

先日のボストンのテロで、容疑者の一人は帰化市民、もう一人は「合法滞在を許された外国人」という
資格でアメリカにいた、と報道されていました。
そして、アメリカ人の友人ができず、アメリカになじめなかったとも。

もちろん彼らの行為は絶対に許すことができません。
でも、アメリカになじめなくても、もしニューヨークに住んでいて「I'm a New Yorker first」みたいな感覚を持ててたら、
あそこまで過激な行動には出なかったかもしれない、と超個人的に思ったりしています。
いろいろやりきれない事件です。
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