
前回のこのブログでは、M&Aの後に質素慎ましく暮らす引退社長の話を書いた。
今回は、全く正反対の豪遊社長のその後を書こうと思う。
その社長は、建設関係の会社を3年前にM&Aで売却した。
後継者候補として弟はいたものの、あまり関係が良くなかったため第三者に売却したのだ。
そして、売却資金として十数億の資金を手にした。
引退後の社長は、長年付き添った奥様と離婚し、以前からお付き合いがあったであろう若い彼女と一緒に暮らしていく道を選んだ。
そして、世界旅行、クルーズ船旅行、高級外車、高級腕時計など、これまでに経営の仕事が多忙でできなかったレジャーを楽しんだ。
駅前のタワーマンションも買った。
2年の間、やりたいことをやり尽したそうだ。
しかし、結局はそうした遊びに飽きてしまったそうだ。
そして、佐原に相談があった。
その相談とは、「何か売却案件の会社を買い取り、再び会社経営をしたい!」ということだった。
やっぱり生粋の社長は、社長業に戻っていくのだろう。
この社長はこの社長として、やりたいことを全うしている良い人生なのかと思った。
ただし、佐原はこの方に一つだけ忠告をした。
その忠告とは「黙ってみているだけでお金だけが転がり込んでくるような事業は滅多に無いですよ。」ということだ。
やはり会社とは、手を掛けていかねば育たないし、果実も生まない。
果樹と同じようなものなのだと。
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