☆燕京備忘録☆

-ダイバーさんの北京マイナー日記-

今年初?の雨

2008年03月28日 22時11分06秒 | 生活

雨のスタジアム。

ここしばらく日々の雑記しか書くことがありませんが、日本の皆さん、私は元気です(^^; 日本はサクラが既に開花したそうですが、北京はこの数日、急に寒さが戻り、最高気温が10度程度まで下がりました。今日は、私の知る限り(出張や帰国で不在の時もありますので)、今年初めての纏まった雨が降っています。

バス停にも人が一杯、タクシーも捉まらず、かつ大渋滞です。仕事で北京の中心部から北西の中関村に行くのに2時間近く、戻るのにも同じくらいかかりました。当然、予定はかなり狂いました。まるで東京でたまに雪が降った時みたいで、いかにこちらが普段雨に縁がないかよく分かります。でも、これで北京の花や緑も一気に開き出すと思われますし、何より空気が綺麗になるのが嬉しいです。

(雑話)
オリンピックに向けて発展する北京ですが、この3月に西単に無印良品が初進出、そしてユニクロが再進出しました。(特定業者から宣伝費頂いているわけではありません(^^;) 日本人の生活も益々便利になっていくのでしょうね。生憎、北京の北東部が生活の中心なので、西の繁華街には余り縁がありません。むしろ、たまに出張で行く上海や香港の方が、定宿のホテルから近いので無印良品やユニクロに行きやすいです。日本でもそんなに頻繁に行く店でもないですし、そのうち東方面にも店舗を出してくれれば行くこともあるかと(何様のつもりなんでしょうね、私は(^^;)。

※なお、男性でトランクス派は大層入手しやすくなるので有り難いとオモイマス。こちらではトランクスタイプ、入手しにくいんです(^^;

中国中央電視台(CCTV)本社ビル

2008年03月27日 23時27分26秒 | 生活


この奇抜なビル、さんざん紹介されている物ですが、いつも夜しか側を通らない中国中央電視台(CCTV)の本社ビルです。昨年末に二つのビルの間が接続されて、大分出来上がってきました。



どう設計面での太鼓判を押されていても、絶対のこの接続部分のフロアには勤務したくありません(^^; しかし、お台場の某TV局のビルも観光地になっていますから、オープンすればランドマークの一つになるでしょうね。展望台がオープンしたら、一度くらいは見学に行くかも。


翌日にも通ったので一枚。遠目に見ても怖いです(^^;



こちらはそのビルの囲い板にある国防重視を訴える看板です。最近は中国ではこうした国粋主義的な広報は余り見かけないので、どこの国の看板かと思いました。北○鮮の看板にしか見えません(^^; こういう時は、やはりこの国は一党独裁制の国家なのだということを実感します。



いささかミリタリーな話ですが、兵の持っている銃は中国国産の最新式「95式小銃」で、ブルパップ構造(銃の薬室(発火部分)と弾倉が握りより後方にあるため、銃全体の長さの割に銃身が長くなって命中率が高くなる)を取り入れています。こちらのTVニュースやドラマとか見ていると、特殊部隊とかはハイテク装備満載で、日本と比較した兵員の多さも笑うしかない状況ですから、我が日本の国防が心配になります(^^;

なお、あちこちの観光地と同じく、北京にも何カ所か射撃場があります。観光客でもこの銃も含め多種類を撃たせてくれますが、万一の事故があっても誰も責任は取ってくれませんので、自己責任でお願いします。私はこちらの安全管理精神を全く信用していませんので、行ったことはありません。どなたか行かれることがありましたらコメントでもくださいませm(__)m

擁和宮(「擁」には手偏無し)とMS

2008年03月22日 22時28分55秒 | 生活
気温も大分高くなり、春めいてまいりました。ついでに黄砂も飛んでおりますが(^^;暖かくなると、再び外出が楽しくなります。というわけで、タイムリーな「ちべつと仏教(いわゆるラマ教)」のお寺「擁和宮」に行ってきました。前から行ってみようかと思っていたのですが、歴史上の価値はともかく、正直、「ちべつと仏教」の装飾は趣味ではなかったので先延ばしにしていました。しかし、最近の「ちべつと」の騒動もあって、いささか不謹慎ながら興味がわいて行って参りました。

ちなみに、ここ最近の北京の「ちべつと」の報道は、やはり統制が厳しいです。今日の現地新聞を見ても、トップ記事は米国内でのイラク派兵反対デモで、その他最近のドル安による国内市場への影響、中国産食品の日本出荷減少、北朝鮮の成田空港への妨害電波、などで、「ちべつと」の事は殆ど載っていません。一方、日本のニュースサイト等へのアクセスは全く問題ないので、如何に中国の新聞が規制されているかを実感しました。(念のため、本文中では全て「ちべつと」とかな表記しておりますm(__)m。騒動が一段落したら、カナ表記にするつもりです)



正門。昔の木製の門は日本軍が持ち去ったそうで、今はコンクリート製です。ちなみに、ここは去年開通した5号線の駅もありますが、駅出口の建物は擁和宮の外壁と同じ紅い色に塗られています。柱周り等も大分色塗りし直しているようです。

さて、「擁和宮」、清の乾隆帝の邸宅/行宮だったところで、後に「ちべつと」仏教のお寺となりました。「だらいらま」派か中国認定の「ぱんちぇんらま」派かどうかは分かりませんが、首都にある以上、「だらいらま」には公には与せないでしょうね(^^;


時期が時期だけに公安か武装警察がかなりの警備を敷いているのではと思いましたが、全くそんなことはなく観光客と参拝客で賑わっていました。皆さん、熱心にお祈りしています。香港の道教系のお寺と同じ感じです。


お寺に合わせたゴミ箱。廃電池が別扱いになっています。初めて見ました(^^;


お寺の敷地の奥行きは結構あります。


仏閣も奥に行くに従って高くなります。


屋根の神獣の飾り物です。「9」の数は皇帝関係の証です。


「重要文物」の灯籠?。皆お金を灯籠?の中に投げ入れています。外れると再挑戦していますが、


お金は柵から手を伸ばして拾って再利用する人多し(^^; 実に合理的でエコロジーです。これが「ちべつと仏教」の精神なのですね。


ちなみに、「お金を投げ入れないで下さい」という中文英文表示がでっかくありますが、完全に無視されています。ここの寺院は仏閣の額等の表示がちべつと語?他数カ国語で表示されていますから、ここもちべつと語で注意書きしないといけません。
(以上、全て皮肉ですから、本気にしないでください(^^;)



仏像本体もエキゾチックですが、仏像の後ろの装飾もよく見ると怖い牙むき出しの鬼のようなスタイルで、やっぱり日本のお寺とは大分趣が違います。熱心に祈っている方々の信仰心には敬意を払いますが、かえって冷めた目で見ることができました。

★「万福閣」


ここの 一木作りの弥勒菩薩像は、約18mという大きさでどっしりとしており、木造では中国最大、金色に塗られています。18m前後といえば、いわゆるモビルスーツサイズ(^^;で、周辺がぐるりと劇場風に四面の角回廊で囲まれていることもあって、正に格納庫の巨大ロボットという感じです(ケーブル紛いも色々付いていますし、「百式」か「暁」かといった感じで。←分かる人だけ笑ってください)。しっかし、菩薩様をこんなことを考えて見ているとは誰も思わないでしょうね(^^; ガイドブックでも必見と書いてありましたが、確かにこれだけでも見る価値はありました。擁和宮は、私の前任の方も3年滞在されて帰任直前にようやく見にいらしたそうで、有名だけれども余り行く気が起きないスポットだということなのでしょうか。こんな楽しみ方もあると分かれば特定層向けのメジャースポットになれるかも!?

国内線液体持ち込み規制強化

2008年03月20日 22時23分52秒 | 生活


一泊二日で上海に出張しました。いつものように空港へ行き1時間前にチェックイン。ここまでは普通でしたが、さてセキュリティへ、と思ったら、何やら黒山の人だかりが。同行するスタッフから電話があり、まるで進まないとのこと。17日から中国国内線への液体持ち込み規制が強化されたとのことですが、その影響のようです。「ちべつと」事件や、「しんきょう」関係で最近機内でガソリン放火された事件の影響も大だそうで。しかし、国際線では液体の小瓶分けと密封など当たり前ですから、一言言わせてもらうと、「まだ規制してなかったんかい!!」です。写真をつい撮りましたが、考えることは皆同じで、携帯電話を使って写真を撮る人が多かったです。


しばらくすると、空港職員が大挙してやってきて、仕切り始めました。


スクラムで排除!

人海戦術でスクラムを組んで客を仕切ります。ちょうど私の後ろで仕切られたのでラッキーでした。(画像では見えませんが、青い一般職員意外にも警官が何人もいます)
ようやく着いた保安場では、小分けの小瓶の蓋も一々開けてチェックしています。こりゃ時間がかかるわけです。既に搭乗どころか離陸時間を大幅に過ぎていますが、よくある「○○行きのお客様はいらっしゃいませんか~」のような優先の案内は一切無く、たぶん待ってくれているのでしょう。

結局、搭乗時間を一時間くらい過ぎて搭乗ゲートへつきましたが、案の定機内はガラガラでした。更に一時間くらいして満席状態になり、ようやく出発です。出張地へ行く前からどっと疲れてしまいました。会議が午後遅目で良かったです(^^;



上海の宿泊ホテル。歴史あるホテルですが、会社が契約(つまり安い)するだけあって、設備は古いです。

上海の会合で会った人に聞くと、19日から来ているそうですが、やはり北京空港は大混雑だったそうです。その教訓を翌日に全く生かせなかったんですね(^^;

北京のタクシー

2008年03月19日 21時21分43秒 | 生活
北京はタクシー料金が大変安く、公寓が地下鉄路線から外れていることもあって良く利用します。しかし、安いなりに日本のようなサービスを求めるのはまず無理で、運転手は基本的にフレンドリーですが、お客様という感覚は余りないようです。従って、そのフレンドリーさが無神経さ、無遠慮さ、粗暴さに転じることも多々あり、本音を言えば余り乗りたくはありません。しかし、生活上乗らざるをえません(^^;

今日は会社帰りのタクシーで行き先を告げたところ、振り返って、「日本朋友」か、と聞かれました。「日本」に「朋友」をつける運転手には初めて会いました。日本人を嫌うタイプの運転手だと感じで分かるので、そういう時は「米国人だ(英語)」で済ますのですが(大抵この一言で会話終了)、この人はなかなか感じが良かったので、普通に会話をしました。私の公寓も場所を知っていて、「日本人は東○公寓」「龍○公寓」、「○○○公寓」(私の所)とか一杯いるね」と通な事を仰る(私の公寓は、10回乗ったら1回くらいしか正しく場所を知っている運転手さんに会えない)。疲れているときは公寓の場所を細かく説明するのも億劫なのですが、今回は当たりでした。たまにはこういうこともないとね。