わかってほしいとか。
寂しいとか。
そう言う感情はみんな身体が見せる幻なんですね。
またそれを幻に過ぎないって思ったらつまらないわけ。
だってそれにこだわって生きているわけだから。
「それ違いますよ」
って言われたら抵抗したくなる。
「ああ、そうなんだ」
ってなるかと言われたら、ならない。
ならないんです。
「そんなわけない」
って抵抗しちゃう。
それを理解したら楽になるし、苦しまなくて済むのに、あたかも望んで苦しんでるような状況になっているわけです。
あたかもじゃないですね。
望んで苦しんでいますね人間は。
この世界には実体はない。
同じ状態でとどまっているものが存在しないからです。
かたちあるものには絶対はない。
楽しいも苦しいも持続しない。
現れては消え、消えては現れします。
身体の中に心があるのではなく、精神が肉体のかたちをとってここにあるように見せている。
だから知覚する世界はと言えば、確かにここに身体も物もあるように感じられます。
この感覚から脱出することはなかなかできないですよね。
どうやって生きていいかわからなくなってしまう。
くり返し起こってくることと言うのは、
自分の魂が『経験したりない』と感じていることなんですね。
例えば、砂場の砂で遊んでるっていうのが好きな状態だとして。
まだそこに居たいと思っているような感じ。
自分の好きに遊べるし、時々まわりの子に邪魔されたりするとしてもそこにいるのが好きだと。
そうやってずっと生きてきたようなものなのかもしれないですね。
気が付いたらそこから卒業しないといけなくなりますよね。
卒業したくないのかもね。
だからなんだかんだと気がつかないようにしていると。
でも。
気が済むまで遊んだり、やり尽くしたりして、
もうこれで良かったと思えたら先に進めるんです。
ほんの少しでいいから、楽しいことに目を向けるっていうのは大事ですね。
好きなことより楽しいこと。
本当に大事です。
あと自分をいたわるということ。
そうやって自分の心に気がついて先に進んでいく。
そういう人生が本当に意義のある人生です。