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貴乃花退職

2018-10-03 21:07:02 | 時事ネタ
BSで先日放送された9月場所を総括する番組録ってたんでチェックしたんだがその番組冒頭で、その日に引退会見を開いた貴乃花の件について触れてた。
出演者である北の富士さんは「もったいないなと。かと言って度々こう騒ぎ起こされても困る」と。
相撲ジャーナリストの方は「大変残念です。しかし結果的にここのところずっと孤立化して行った。孤立無援の状態で今回のような結論を出すしかなかったんじゃないでしょうか」と、そして「現役の頃の素晴らしい貴乃花と、髷を切って社会人としてまた組織人の一員として過ごした間でどういう過ごし方をしてたのかという事は、分けて考えないといけないと思います。結果的にはその後者の部分がだんだん孤立化して行く、四面楚歌の状況に追い込まれて行く事になり本当に残念です」と。
以前他の番組で相撲記者クラブの方が「横綱の頃はそりゃ誰もが認める大横綱でした。でも親方になってからの貴乃花は全然違うじゃないですか」と言われてたんだけどこれが全てを物語ってると思うし、やはりこれが長年角界や協会を側で見て来られた方達の率直な思いなんやろうなと。
せっかくの貴乃花一門にしても、同志となるはずだった親方達から最後は愛想尽かされる形となり、より孤立深める羽目となったわけやろ。
人の意見は聞き入れず自分の考えが全てというスタンスで、かと言って改革へのビジョンらしきものも無いとなれば、そりゃ離れて行かれても仕方が無い。
引退する理由について「告発状を事実無根と認めろ」との圧力が掛かり「そこは絶対曲げれないから」という事らしいが、これが真実とは到底思えないしやはり何らかの口実がないと格好が付かんわけでそう言ってるだけだと思うんだがね。
阿武松さんは過去に一緒にやってた者として、「弟子が居るんだからと」必死に説得されたと思うし部屋を続けれる道はあったはずなのに、圧力と取られてしまうというのかそう利用されてしまうというね。
9月末の総会で告発状の真偽を口頭で説明する事が決まってたらしいが、そこで皆を納得させるだけの材料が乏しく、また散々協会を振り回した手前もありその場で恥掻くのをプライドが許さなかったというのも一因としてあったのかもしれない。
その番組では弟子についても触れてて、北の富士さんは「弟子の事がそんなに心配ならもう少し慎重に行動して欲しかった。自分が犠牲になっても本当にそんな気があるなら一兵卒でやると決心した矢先だしそのままやればよかった」と。
相撲ジャーナリストの方は「部屋の弟子達は今場所好成績残して、よしこれからという時に師匠が『辞めます!』って言うんじゃ弟子があまりにも可哀相過ぎです」と。
全くその通りだと思うし、弟子達はもちろん親御さんとすればちょっと待って下さいよ、というとこやろうね。
2~3年ぐらい前だったかな、貴乃花はブログかなんかで「何があろうとも私が命を懸けて弟子達を守る!」と宣言してたが、そもそもそんなもんはどの親方もそうで当たり前の事なんだから、いちいちそう宣言する事自体がおかしな話なんだけど、でもそう誓ったんであればそこにどんな理由があろうとも途中で弟子を投げ出すような形は以ての外だと思うがね。
引退会見でも「弟子が弟子が」と連呼してたが、心底そう思ってるんであれば親方として最後まで責任持って面倒見ないといけない。
この人は口では立派な事言うんだけど、そこに行動が伴ってない時があって筋が通ってない事もあるんよね。
弟子達の親御さんに対しても、辞めるんであれば通常はまず事情を説明して納得してもらった上での(途中で投げ出す形なんだから親御さん達は納得されるわけがないが)、会見という順番なのにその肝心なとこ考慮せずに会見やっちゃうんだからここも筋が通ってないのよ。
親御さんがどんな想いで自分の子供を預けたかというその辺の気持ち判ってるはずなのにね。

貴乃花は現役の頃大好きな力士だっただけに、なんか色んな事が残念でならない。
あれだけ立派で多くの方に感動を与えた大横綱が、なぜにこうなってしまったのか。




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