最近読んだ本でちょっと面白いところがあったので紹介します。アメリカの心理学者ジャックブレムという人が解明した“心理的リアクタンス”の理論なんですが、こう書くとこむずかしそう、でもその内容を見ると「あっ。」と思う人が多いと思います。
この人の主張は「人間は自己選択権に制限がかかると反発する」というもの。
つまり、してはいけないと言われたとたん、それまでは気にもならなかった事がむしょうにしたくなる。手に入らないと言われると…。はい、皆さん分かってますよね、
むしょうに欲しくなるんだぁぁぁぁぁぁ!!!
そうそう。(笑)そうんなんだよ!!
なんだ、これって人間の心理的メカニズムだったんだ。じゃあしょうがない。(って開きなおっちゃだめ。笑)
この人が大学でこんな実験を行いました。
大学生に4種類のCDを聞かせ、0点から100点でそのCDの“好ましさ”を採点してもらう。その時に「実験が終わったらこのCDの中からあなたが選んだものをお礼としてさし上げます。」というような事をいう。
2日目。同じCDを聞かせ、同じように採点させる。ただしこの日は「手違いがあり、4種類のCDの内、ひとつがギフト用に用意された箱の中に入っていなかった。それで、○○のCDはあげられません、3枚の中から選んでくださいね。」という。
さて、もうお分かりのように、結果は、その「もらえないよ」とつげられたCDの評価をもらえると言われていた昨日の評価よりもあげた人がなんと70%になった…。
怖いですね。はい。多分私も同じようにしたと思います。
結論として「人は奪われたものへの執着心を増大させ、それを回復するための行動ととる。→結果として本人が以前に思いもしなかった行動をとる。」
はい。(笑)心当たりありあり。つまり、ドールが普通に売られてる時は目の前にあっても、ちょっとお得価格でも、「どうしようかなあ、」と渋るのに、ドールが売りきれたとたんどうしても欲しくなり、プレミアムがついても送料がかかってもいい!という気持ちになる。ってあれですよね?やりましたよ、私も。(笑)よく考えてみれば、そのドールがいまだ市場にでてたら絶対払わないような金額。しかもそれよりもずっと安くても「いつでも買えるし」という感覚でやはり見送る…だろうなあ。
と思うと人間の心理のなせる業というのは、不思議なものです。
もちろん、オークションが一番いい例だけど、誰かに買われちゃう!と思う、競争相手がいると値段はどんどん釣りあがる。あれも最初から、このリアクタンスの理論をうまくつかったものなのか、と考えると興味深い。うん。お買い物以外にも、ほったらかしにしていた彼氏に「さようなら」されると、急に「あの人は私にとってかけがえのない人だったのに、それに気付かなかったんだわ。」などなど考えて彼ゲットバックに燃える。というのも、これなんですか、リアクタンスなんですか?あーあ。なんかちょっと気分がさめますね。(笑。)
「冷静さを失いかけてる時このリアクタンスの理論を思い出してみて」と最後にありました。
このお話が載ってたのはこの本です。他のお話もひじょーに興味深くって「そうだったのかあ。」とか「なるほど!」とかどんどん口をついて出てくるような本だったのでドールと直接関係ない本ですがおすすめします。
人はなぜ足を引っ張り合うのか
この人の主張は「人間は自己選択権に制限がかかると反発する」というもの。
つまり、してはいけないと言われたとたん、それまでは気にもならなかった事がむしょうにしたくなる。手に入らないと言われると…。はい、皆さん分かってますよね、
むしょうに欲しくなるんだぁぁぁぁぁぁ!!!
そうそう。(笑)そうんなんだよ!!
なんだ、これって人間の心理的メカニズムだったんだ。じゃあしょうがない。(って開きなおっちゃだめ。笑)
この人が大学でこんな実験を行いました。
大学生に4種類のCDを聞かせ、0点から100点でそのCDの“好ましさ”を採点してもらう。その時に「実験が終わったらこのCDの中からあなたが選んだものをお礼としてさし上げます。」というような事をいう。
2日目。同じCDを聞かせ、同じように採点させる。ただしこの日は「手違いがあり、4種類のCDの内、ひとつがギフト用に用意された箱の中に入っていなかった。それで、○○のCDはあげられません、3枚の中から選んでくださいね。」という。
さて、もうお分かりのように、結果は、その「もらえないよ」とつげられたCDの評価をもらえると言われていた昨日の評価よりもあげた人がなんと70%になった…。
怖いですね。はい。多分私も同じようにしたと思います。
結論として「人は奪われたものへの執着心を増大させ、それを回復するための行動ととる。→結果として本人が以前に思いもしなかった行動をとる。」
はい。(笑)心当たりありあり。つまり、ドールが普通に売られてる時は目の前にあっても、ちょっとお得価格でも、「どうしようかなあ、」と渋るのに、ドールが売りきれたとたんどうしても欲しくなり、プレミアムがついても送料がかかってもいい!という気持ちになる。ってあれですよね?やりましたよ、私も。(笑)よく考えてみれば、そのドールがいまだ市場にでてたら絶対払わないような金額。しかもそれよりもずっと安くても「いつでも買えるし」という感覚でやはり見送る…だろうなあ。
と思うと人間の心理のなせる業というのは、不思議なものです。
もちろん、オークションが一番いい例だけど、誰かに買われちゃう!と思う、競争相手がいると値段はどんどん釣りあがる。あれも最初から、このリアクタンスの理論をうまくつかったものなのか、と考えると興味深い。うん。お買い物以外にも、ほったらかしにしていた彼氏に「さようなら」されると、急に「あの人は私にとってかけがえのない人だったのに、それに気付かなかったんだわ。」などなど考えて彼ゲットバックに燃える。というのも、これなんですか、リアクタンスなんですか?あーあ。なんかちょっと気分がさめますね。(笑。)
「冷静さを失いかけてる時このリアクタンスの理論を思い出してみて」と最後にありました。
このお話が載ってたのはこの本です。他のお話もひじょーに興味深くって「そうだったのかあ。」とか「なるほど!」とかどんどん口をついて出てくるような本だったのでドールと直接関係ない本ですがおすすめします。
人はなぜ足を引っ張り合うのか