結婚していることを前提とするが、共働きをすることでかなりの経済的余裕が生まれることになる。
男性が一人で働きに出る場合と比べ、女性が一日5時間だけでもパートとして働くことで、1日5000円の収益になる。
週5で働くと仮定して、一か月で10万円、1年間で120万円、50年間続ければ6000万円となる。
もうこれだけで新築の家が手に入る。
積もり積もると大きい。
さらに年間120万円の収益を4%の複利で回せば、50年間で1億8700万円に膨らむことになる。
安易な気持ちで専業主婦を選択すると、老後になって後悔することになる可能性が高い。
月に1回風俗に2万円で通うとして、年間24万円、50年間で1200万円になる。
一日1000円分のお酒を毎日飲むとすると、年間で36万5千円、60年間で2190万円の出費となる。
毎日ひと箱タバコを吸うと、年間で20万円、60年で1200万円。
ギャンブルに毎月3万円使用すると仮定すると、年間36万円、60年間で2160万円。
以上、合計で6750万円の浪費になる。
このようなお金のかかる趣味を改めて、読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、散歩、睡眠時間を長くするなど工夫することで、まるまる6千万円以上のお金を節約できることになる。
浮いたお金を安全な長期投資に回すことで、将来的には3億円近い資産を築けることになる。
日々のちょっとした我慢の積み重ねが、将来の莫大な富を生み出すのである。
週に1日、8時間だけでも副業をするとどうなるか。
時給1000円だったとしても、月に4万円、年間48万円の収入となる。
これを複利4.8%で回すと、
10年後には600万円。
20年後には1600万円。
30年後には3100万円。
40年後には5600万円。
50年後には9600万円になる。
20歳から週に一日だけ、たった8時間働くだけで、70歳になるころには約1億円もの資産を築けてしまう計算になる。
老後2000万円問題を軽くクリアーできてしまう。
人生は意外にも楽勝であることがわかる。
複利で計算すると、60年間、JT株などで4.8%で回した場合、元本は最終的に16.6倍になる。
つまり二十歳の1000円札は16000円の価値があるということになる。
逆に80歳の老人が使用する1000円は、せいぜい1100円くらいの価値しかない。
このことを冷静に考えると、50歳くらいまでは貯金と節約と投資(安全な長期投資)に励み、50歳を超えてから少しづつお金を使うようにするべきであるといえる。
この現象を表す法則名はまだ無い。
名前のない法則であるといえる。
二十歳の子供たちがラーメン屋でラーメンを食べると、1杯1000円だと、16000円支払っているのと同じことになる。
50歳の中年の場合は、せいぜい4000円くらい支払っていることになるのだが・・・