福原吉和のソーシャルデザイン教育研究所

子供たちからシニアまでの社会、教育問題を中心に議論します。その2

失業率が1%上昇で2万人の自殺者?(R3.1.13)

2021年01月13日 | 日記
正月から東京ではコロナ患者が1日に2千人以上出てとうとう首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)に非常事態宣言がだされた。関西圏(大阪、京都、兵庫)や近畿圏でも近々同様な非常事態宣言を出す予定で日本全体がコロナ汚染で大騒ぎである。ところが、前回の非常事態時に比べて国民は冷めているのか繁華街への人出はあまり減らないどころかむしろ増えているという現象である。医療崩壊が深刻と言われているものの身近の問題がまだ表れていないせいか他人ごとのようにも思える。コロナでの死者は4千人を超える日本の状況は1億3千万人の国民の0.01%にも満たない数字だが!
さて、交通事故で3000-5000人、インフルエンザで1万人、自殺で2-3万人の日本人が毎年死んでいると言うのは医師の森田氏「日本の医療の不都合な真実 2020.9 幻冬舎新書 森田洋之」  何?インフルエンザで毎年1万人も死んでいるのか!コロナでの日本における死者1年間で約4千人だから通常のインフルエンザの強いやつと思えば!ただし、自殺者は2-3万人とは!そこで自殺者と失業率との関係を調べてみた。
 2019年の日本の完全失業率は2.4%でアメリカ3.7%、ドイツ3.1%、イタリア10%と比較して低い。2020年には2.7%で自殺者は2.5万人、2021年にはコロナの影響で4.7%に増加して4.7万人に自殺者が増加するとの予想がある。つまりこの1年で失業率は1.1%増加し自殺者も2.2万人増加するという。実にコロナでの死者の5倍に相当するのだ!政府がGO-TO事業を活性化させて失業者をできるだけ食い止める必要性がある具体的な根拠なのだ!そして、コロナで死ぬのは年金受給者の年寄りだから社会保険料低減対策としてはコロナ危機をほっとく手も一理あるのかもしれない!と考えるのは老人世代に突入したわが身のひねくれ根性なのかもしれない!