高尾から台北までの約1時間30分間台湾の新幹線に乗車したが、車内も綺麗であり乗車時間も厳格に守られていたようだ。実はこの新幹線は日本が輸出した最初の新幹線である。2007年1月に開業したこの台湾高速鉄路は当初は車両、システムともに欧洲のものを採用される予定であったが土壇場で政治的に?日本製に決まったという。 結局、システムは欧洲?で車両は川崎重工と日立製となった。2005年開業予定が2年遅れたものの一兆8千億円の総工費をかけて345km(高尾―南港間)最高速度300kmと日本国内の700系を改良した700T型車両を採用しているが、上記総費用が嵩みすぎて採算性の問題が生じているようだ。運賃も高尾―南港間が6-8000円程度で比較的安く当初の見込み収益も非常に高くしたので(乗車人数等)事業性が疑問視されており今年3月には結論?(事業の取りやめ?)を出す予定だ。いまのところ事故もなく技術面での問題は生じていないが!
ところで、世界における日本の新幹線計画は昨年暮れに発表されたイギリス、インド以外にも米国サンフランシスコでも検討されており日本の新幹線がかなり評価されてきている。ただし、インドネシアにおける計画ではこれも土壇場で中国に横取りされたがこの理由として中国が全ての費用やリスクを負担することからインドネシア政府の政治的勝利としているが、計画の実行に当たっては中国側の当初の負担があやしくなってきたのだ!
もともと中国の新幹線技術は日本の技術をぱくったものでシステム全般から見てもかなり怪しい存在のようだ。中国国内の新幹線計画も日本との合弁事業で結局は日本の技術がかなり反映されている。否盗まれているのだ!