L'etincelle

お料理教室のご案内とワインのブログ

2007_FRANCE10

2009-03-30 17:24:42 | 旅行

次の日はエペルネにあるBOIZELへ



エペルネのシャンパーニュメゾンが立ち並ぶ大通りにあります。

こちらでも最初に地下セラーをご案内いただきます。

老舗のメゾンらしく、こんなお宝ルームが





一体どんな味がするのでしょう?

明るいテイスティングルームで5種類を試飲しました。



大きいメゾンだけに製品のプロモーションもさすがです。
いただいたパンフレットにも味わいや香りのほか、
日本食ならどういう料理に合うという情報まで記載されていました。



その後エペルネのワインショップへ。
こちらはおばあちゃんがひとりで切り盛りしているショップ。
良心的な値段で購入することが出来ます。


魅力的なディスプレイ。

ちょうどお昼になったので、ランチへ。

昨日のビストロのある同じホテルの中のレストランへ伺います。



カトラリーもビストロとは違っています。


「牛肉のタルタルとポワロー葱のムース」


「モンサンミッシェル産ムール貝のカレークリームソース」


「鱈のグリエ」


「鶉のロースト」


「フロマージュ」


「アプリコットのデセール」

ゆっくり食事とシャンパーニュをいただいて、
午後はパリへ向かい日本へ帰ります。



エペルネからランスへ向かう道に展望所があるのですが、
この風景が大好きです。

また来年もこの風景を眺めることができますように。


2007_FRANCE9

2009-03-30 17:24:07 | 旅行
午後はメニル・シュール・オジェ村にある
Pierre Moncuitへ

この村はコート・デ・ブラン地区にあり、
シャルドネの産地。
ブラン・ド・ブランが多く作られていて、
サロンやジャック・セロスなどもこの村にあります。
Pierre MoncuitはRMで大好きな作り手です。





優しい笑顔のムッシューがお出迎え。
地下のセラーを案内していただきます。



いままで見てきたセラーの中でも最も綺麗ではないかと思うくらいでした。
ボトルはcm単位の狂いはないのではないかというくらい美しく積見上げられています。
セラーにありがちなクモの巣や水溜りもありません。
このセラーは見事にムッシューの性格を現しているようです。
好感が持てるセラーです。










基本的には昔ながらの作り方を受け継いでいるとのこと。
全て綺麗という言葉がぴったりのエレガントなシャンパーニュです。
もちろん全て美味しかったのですが、
その中でも特に私達はヴィンテージのノン・ドセが気に入りました。
Cuvee Nicole Moncuitはお買い得な1本だと思いました。



帰り際に庭先に葡萄を発見したので
「シャルドネ?」
と聞くと
「ううん。シャスラ」とのお返事。

いたずらっ子みたいな笑顔とともに




2007_FRANCE8

2009-03-30 17:23:19 | 旅行

朝早くから待ち合わせしてシャンパンメゾンへ。

この日の午前中は
Alfred Gratienというエペルネのシャンパンメゾンを訪問します。
フランス人のシェフ仲間も含めて6名です。
まずはマダムに工場内と地下セラーを案内してもらいました。

エペルネはランスから車で30分ほどです。
有名なシャンパンメーカーも数多くあります。
モエ・シャンドンやペリエ・ジュエ、ポル・ロジェなどなど。

有名メーカーの他にもエペルネにはメゾンが数多く存在しその大多数が、
ランスの世界的に有名なシャンパンメゾンと地方の個人経営のメゾンの中間ぐらいの規模です。
日本でもシャンパーニュ通の方なら知っているメゾンが多く存在します。
今日伺ったのはそんなメゾン。
なんとなくエペルネらしい印象を受けます。



テイスティングは5種類ほど。


スタンダードのNV


Alfred Gratienの最高キュベ「Cuvee Paradis」



ゆっくり時間をかけて味わうことができました。

ランチはエペルネのホテルにあるビストロへ。



エペルネでは有名なお店ですが、私達が行ったときには
ジャクソンの社長やその他シャンパンメゾンのマダムなど凄い方々が会食中。
それぞれに呼ばれて挨拶している我々の連れのシェフは一体何者なんだろう・・。
など考えつついると、謎のシャンパーニュが運ばれてきます。







前日に有名ソムリエ達がテイスティングしたシャンパーニュが残っていたので、
飲んでいいよ、とお店から。
こんなに古いヴィンテージシャンパーニュは初めていただきます。
もっとヒネた香りがするのかと思いきや、
つい最近デゴルジュマンしたばかりなのでびっくりするほどすんなりといただけます。
こんな味を知ってしまうと他が飲めなくなってしまいそうで。


主人の頼んだ「ほろほろ鳥のロティ」


「リ・ド・ヴォーのポワレ」


この他にも1本

この時点でお腹一杯なのに、
一緒のフランス人達はなにやらデセールの相談を始めている・・。
やっぱりフランスではデセールは欠かせないのね・・。



こんなにお腹一杯になって午後は大丈夫かしら?
少しみんなでゆっくりしてからお店を後に。



よくよく考えてみるとこのとき既にお腹の中には、
シャンパーニュがグラスで10杯以上も。
しみじみシャンパーニュが大好きで良かったな~と。
でなかったら午後はお昼寝モードだったかも。


2007_FRANCE7

2009-03-30 17:22:37 | 旅行

Parisを満喫した午後、TGVに揺られてランスへ。

3度目の訪問です。


宿泊はクレイエール。

カウンターにはお馴染みの顔が並びます。
着いたのが夕刻だったので、
スーシェフとの挨拶もそこそこにディナーの準備をするように急かされます。
明日のことがあるらしい。
ちょっと厨房も見せていただきました。
相変わらず清潔で好感のもてる厨房です。



まずはサロンでシャンパーニュとアミューズを。

いただいている間にお料理のご相談。
魅力的なお料理が多くて迷ってしまいますが、
スーシェフが間合い良く決めてくださいます。

食事中いただくのももちろんシャンパーニュ。


「フロマージュのフリット」


「リエット」


「フレッシュフロマージュサンド」

アミューズ・ブッシェは可愛らしいお料理がたくさん並びます。



「ラングスティーヌのお料理」

前菜もお皿がいくつかに分かれて提供されます。
漆器など使われているのも斬新です。

さて、これはなんでしょう?

ラムネ菓子みたいですが、食べてはいけません。
実はお手ふき。
水を注いでいただくとふんわり膨れてきます。
まちがって食べてしまいそうになる人もいそうです。


「トマトとトリュフのミルフィーユ」



「フォアグラ」



「オマール海老」


「ドーバー産ひらめ」


「ポーク」


「鴨」

お料理はひとつの食材を数種類の異なった方法で調理してあり、
一皿一皿とても手が込んでいます。


「フランボワーズのデセール」




「フレーズのデセール」

今日のシャンパーニュは

まず1本目


「Agrepart 1998 BRUT」

ともう1本は

「Jacquesson Signature 1995 ROSE」



食後はサロンで明日の打ち合わせ。
明日はシャンパーニュの作り手をいくつか廻ります。


2007_FRANCE6

2009-03-30 17:21:43 | 旅行
今日はParisは雨模様。
実は雨のParisは初めてです。
主人の話では曇天のほうがフランスらしいそう。
確かにしっとりした空気が街並みを輝かせているようです。

クリニャンクールは常設の蚤の市みたいなところで、
アンティークの商品を満載にしたお店がひしめきあっています。
少し早く行きすぎたので、近くのカフェで
カフェオレとクロワッサンをいただきながら
のんびり待ちます。
たっぷりのカフェオレが嬉しい。



この近辺はアラブ系の移民の方も多いらしく、
このカフェもほとんどはアラブ人系のお顔の方。
Parisにいると、人種の宝庫で、
住民と旅行者の区別がつきません。

そうこうしているあいだにクリニャンクールのお店もそろそろ店開きの時間。
小さなお店をたくさん廻ります。
お目当てはアンティークのカトラリーかグラス。
たまたま入ったガラス製品のお店で、
バカラのリキュールグラスを発見。
通常カトラリーやグラスは12個セットが基本。
ですから破損したり、バラ売りして数が揃っていないものは安く交渉できます。
クリニャンクールでは、言い値のまずは半額を提示するのが普通らしいのですが、
最近はお客様のほうが知識のある場合も多いらしく、
破格に高い値段を提示して信頼を失うことをやめようとしている流れもあるそうです。
それでも旅行客を捕まえようとするお店もあるので、
何度か足を運ぶことがコツのようです。

私達が見せてもらったバカラのリキュールグラスは、
ユーロ高の現在、バカラ本店で購入するよりもお買い得。
1940年代のものですが、
日本人の食卓には12個は必要ないので、
実はちょうど良いかも。
もちろん交渉して割引してもらいました。

良い買い物をしてほくほく顔の私達は、
コンコルド広場の近くの老舗のビストロへ。

実はこのお店、2年前にParisに来た時に、
近くのホテルに泊まっていて、
飛び込みで入って美味しかったお店。
昨年来たときにはバカンスでお休みになっていて行けなかったので、
とっても気になっていたお店です。

正午のピークを過ぎたころに伺ったので、
比較的すいていました。

ランチはプリフィクス。
前菜とメイン、そしてフロマージュ盛り合わせかデセールを選びます。
さらにワインは白・赤・ロゼを選ぶことができます。


3人でお食事したので、白・ロゼ・赤をそれぞれ1本。


「自家製コッパの盛り合わせ」


「鴨のコンフィ」


「フロマージュ盛り合わせ」

調理は3代目の若いシェフが担当して、
ギャルソンはウィットに富んだベテラン。
決してテーブルに居つくことはないのですが、
何かあるごとに一言言い放って次のテーブルへ。
その一言が突っ込みどころ満載で、笑いに笑いました。
そういえば、ちなみに今年行ったときには日本語のメニューが出来上がっていました。
Paris在住のあらゆる人種に好かれるギャルソンの人柄からでしょか?
私達もかけがえのない時間を過ごさせていただきました。

今回Parisではビストロを満喫したかったので、
本当に満足した滞在でした。
3っ星も良いのですが、
Parisのビストロはやめられない♪