今日は、上海から往復6時間かけて、江蘇省のある工業地区に中国における環境産業の取材にいきました。ここは、中国唯一の環境保護に関する工業地区で
環境産業の企業しか入居できないそうで、賃貸料は、桁外れに安いです。にもかかわらず、行ったところ、山と工場の閑散としており、環境産業に対する中国の姿勢が浮き彫りになっている感があり、ちょっと失望しましたが、一方で小さな感動がありました。
それは、人々のために、環境のために、最高のものを提供するために、このような日本料理屋さんが一軒もない寂しい工業地区で、コツコツと励む日本メーカーの姿です。
職人気質な日本人の伝統的な職に対する倫理観に感銘をうけました。効率性を求める仕事のやり方とは、正反対で、どちらがよいかわるいかは言えませんが、数字に拘る人(合理性)とものに拘る人(品質)がいるから、世界が面白いのだし、うまくまわるのだなあと思いました。