気まぐれ散歩。

詩を思いついたままに書きます。

眩しさの中で

2009-08-20 05:18:34 | Weblog
あなたの過去にはあまり興味ない
だけど過去を語るあなたの瞳は好き
たいして聞いていないのに
よく聞いているフリをするのは悪い癖

どうして夏は
私たちを過去へ引き戻そうとするんだろう
陽射しの強さが幻覚を呼び
心を想い出に還してしまう

過去を語るあなたの瞳は好き
だけど未来を語るあなたの瞳はもっと好き
うたかたの夢でなくて形ある未来が欲しくて

目が眩んであなたがよく見えない
もしかすると幻かもしれない
夢を見ているのは私かもしれない