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東京薬科大学・生命科学部
環境分子生物学研究室『公式』ブログ

妖精エビ

2009年08月02日 | 甲殻類その他


先日の記事にも書きましたが、約10日前に孵化したタイ産フェアリーシュリンプの内の1匹がかなり大きくなりました。現在体長約1センチ。今日も1リットルビーカーの中を優雅に泳いでいました。



胸脚もほとんど完成したみたいですね。



真正面から見ると結構「間抜け」かも、、、


あと、このフェアリーシュリンプは、Streptocephalus sirindhornae という学名を持つ種類である可能性が非常に高いようです。現在原著論文(Sanoamuang et al. J. Crust. Biol. 20: 559–565 (2000)).を取り寄せているところですので、それが到着した時点で本当にこの種であるかどうかをしっかり確認する予定。

ちなみに「Fresh Water Artemia」というのは先日私が推測したような熱帯魚屋さんの「売り文句」ではなくて(すみません)、約10年前にタイにおいて正式な学術調査が行われる以前は、この種類のフェアリーシュリンプをそう呼んでいたんだそうです、、、