ソスン先生から連絡があった。立命館大学を退職された後は会う機会はなかった。何年振りになるだろうか？立命館大学におられた時、コリア研究センターの所長も兼任しておられて、そのおかげで韓国の有名な俳優とパーティで会うことができた。アン・ソンギ氏、ソル・ギョング氏、ムン・ソリさん。それぞれに国民的俳優と呼べる人たちだ。
しかし何よりも、ソスン先生が厳しい状況を乗り越えられ、生きて . . . 本文を読む
ひとの心の中には甕がある。その甕に何が湛えられているのか、自分でも知らずにいる。それが何かの拍子に溢れたとき、その中身に気付く。彼は自分の甕の中にあるのが「悲しみ」で、いまや溢れんばかりになっていることを知って驚いた。
そのきっかけは、何年かぶりに見た「金剛山歌劇団」の公演である。公演全体を通底するテーマは、【八道江山はひとつ】というもので、現状はどうあれ朝鮮は本来ひとつだと . . . 本文を読む
今はむかしのことのようにおもわれるが、「アンネの日記」が破られた事件があった。幸いなことに犯人はつかまったが、事件の全容については明らかになっていない。というのは、犯人は精神鑑定を要するということになり、その後、続報が聞こえなくなったからだ。そしてマスコミも（不思議なくらい）事件に触れなくなった。
事件が世界的にも波紋を広げたとき、毎日新聞の「木語」がこのテーマをとりあげた。 . . . 本文を読む
美しい国、といえば安倍氏のかってのスローガンである。再登板した安倍氏のもと、彼の理想の「美しい国」が完成するのもそう遠くなさそうである。
その国では、【国賊】、【売国奴】という言葉がごく当たり前のことになった。安倍氏がＮＨＫの理事に送り込んだ百田氏はその常連だが、彼が「売国奴」と罵った相手は、細川、小泉の元首相や衆議院の議長を務めた土井たか子さんである。天秤にかけるのがばから . . . 本文を読む
昨日、遠出のあと自宅へ戻ったら南北の領海線のあたりで砲撃があったとテレビで伝えていた。共和国側の海岸砲が韓国側の島を砲撃し、その結果韓国軍の海兵隊員二人が死亡した。韓国側も応射したが、共和国側の被害状況は分かっていない。 テレビでは、着弾して爆発する様子と逃げまどう人々が映しだされて、実戦の恐怖がなまなましく伝わってきた。パレスチナやイラクやアフガンでも同じ映像をたくさん見てきたはずだが、し . . . 本文を読む
サン・マルコさん、６月に京都コンサートホールでお会いして以来ごぶさたしています。私のほうもひとくぎりつきましたので、近いうちにお会いしたいですね。 ところで、在特会については、ブログのコメントを通して、あるいは、６月にお会いした時にも長時間話し合いました。 『在特会の行動を到底許すことができないのはいうまでもありませんが、たとえ彼らのこのような露骨な行動を法律で制することができたところで、 . . . 本文を読む
英会話に通っているといろいろな話題がテーマになる。あるとき、外国人の講師から、日本人ってどんな人たち？と質問されたことがある。日本人の「国民性」について論じるという意味に理解したが、それはたとえ母語を使ったとしても難しいテーマである。ましてや小学生並みの語彙しか持たない言葉で深い議論などできるわけはない。それでも何かしらしゃべらないといけない。とりあえず頭に浮かんだのは、「礼儀正しく勤勉である」と . . . 本文を読む
懐かしき日々、忘れられない日々、忘れがたき日々、いろいろな言葉が頭に浮かんだ。その中で「懐かしい日々」が、平凡だがいちばんしっくりきた。 言葉を選んでいるとき、「白きたおやかな峰」のエピソードを思い出した。あるときその題名にクレームがついた。「白き」なら「たおやかなる峰」だろうし、「たおやかな峰」なら「白い」でなければならない。つまり、ひとつの文章の中で形容詞の活用が文語体であったり口語体で . . . 本文を読む
Uさん、こんにちは。Leeです。レスが遅れて申し訳ありません。こちらのほうこそ今後ともよろしくお願いします。
昼前に河原町通りの丸善まで本を買いに行ったのですが、汗ばむほどの暖かい日差しの中をデモの人たちが歩いていました。今日はメーデーなんですね。ごくあたりまえのこととして市民が示威行進を行なえるということは、私には「すごい」ことだと思えます。韓国からフランスへ亡命した人が、フラン . . . 本文を読む
２月２５日の日曜日、参加者４０人弱の小さなデモに参加した。
鴨川にかかる三条大橋（東海道五十三次の終点として知られる）の河原に集合し、午後３時ころ出発した。コースは三条河原町を北上し、御池通りで左折、烏丸通り、四条通り、河原町通りを、４角形を描くように歩く。ゴールは京都市役所である。
デモを企画したのは、京都の各大学に学ぶ朝鮮人学生と日本人学生たちだ。デモの名称は「在日朝鮮人に対す . . . 本文を読む