東大院生の独り言

東大院生が院試までの道のりをつぶやくブログ。
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6月②過去問を投げ捨てる

2021-03-30 02:31:33 | B4

ああー・・・期間が空いてしまった。もし読んでくれてる人がいたらすみません。予定をぽんぽん入れていったらいつの間にかとんでもなことになっていました。「予定帳ってこんな黒くなるんだ・・・」って思いました。皆さんもご注意を。

 

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6月の初週までに興味がある研究室の訪問を全て済ませ、いよいよ後は試験対策に本腰を入れるだけ、というタイミングで僕は悩んでいました。

 

過去問を見る限り、正直過去問通りの難易度なら受かるなと考えていました。

 

しかし、前年度の数学が難しくなっているなという印象を受けました。

 

以前の記事でも少し書いた様に、相関基礎科学系の専門科目の試験は選択式で、数学1題・物理4題・化学4題・生物2題・科学史、科学哲学4題から3題解けば良いので、数学が難化すれば自分が勉強してきた得意科目を解けばいいだけの話です。しかし数学の難化傾向を見たとき、確信めいた嫌な予感がしました。

 

「これ今年数学以外も難しくなるんじゃない?」

 

僕は昔から本番に弱いタイプです。いえ、僕が弱いと言うより試験が強いのです。

 

気のせいと言われればそれまでですが、何故か僕が受けるとその入試は昨年までと傾向が変わるということは良くあることでした。

 

恐らく前世はインサイダー取引で巨万の富を得ていたとかだと思います。

 

今回も間違いなく傾向が変わって難しくなると踏んだ僕は、難易度が高くなっても確実に合格するにはどうすれば良いかを考えなくてはいけませんでした。

 

とはいっても、できることは多くありません。結局のところ問題を解かなくては試験ができるようにはならないのです。

 

少し悩みはしたものの、過去問は一切解かずに、過去問より難しい問題集をひたすら解くという方針になりました。

 

生協に向かい、1時間しっかり吟味して問題集を購入し、早速家に帰って解き始めました。

 

院試も相当のストレスでしたが、理系は4年生になって初めて研究室に入り、それまでとは生活が一変します。

 

仲が良い友だちと話す機会も急に減り、今までとは全く違うことをすることも大きなストレスでした。

 

問題を解いている時間はある意味一番リラックスできる時間だったかも知れません。

 

大学入試を懐かしみながらひたすら机に向かって問題を解く日々が始まりました。

 

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<追記的なもの>

過去問を一切解かないというのは奇を衒った作戦のように思えるかもしれませんが、実は結構合理的な面もあります。

 

実は大学院の過去問は模範解答が基本的に無いんです。(内部生の間では出回ってたりすることもありますが)

 

ではどうするかというと、そこを志望する人が集まって議論しながら解いたりするのが一般的です。

 

人がある程度集まっても時間を必要とします。まして僕の身近には総合文化研究科を志望している人はいませんでした。(東大院志望はいましたが)

 

だから今考えても過去問を解かないというのは結構合理的だったかなと思います。



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