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les cerisiers en fleurs

名刺代わりになったらいいな。

食事と愛情

2021-07-20 02:07:02 | 日記
幸せな暮らしがしたい。日々、ぼんやりと思います。

SNSで、パートナーとの食卓だとか、仕事帰りのパートナーの為に作った食事だとかの写真を見かけると、猛烈に羨ましくなってしまう事があります。

誰かが、自分の為に作ってくれた、あるいは自分と一緒に作ってくれた料理という物に飢えていて……でも、それはとても身勝手な欲望です。
それぞれの暮らしがある他者に対して、「自分の為にご飯を作ってください」なんてお願いをするのは、相手にとってはとても負担になるでしょう。
(同棲しているだとか、結婚して同居しているだとかの関係ならば、適宜役割分担して互いの生活を回している方々が殆どなのでしょうが。)


精神的に甘えたい。
糧になる物を、好ましく思う人から与えられたい。あるいは、一緒に作業して、楽しく過ごす時間を貰いたい。
私の生活の一部をほんの少しだけサポートして欲しい。

この欲望を解体すると、大体このような感じになると思います。
愛情を、目に見えるどころか、食べられる形で受け取りたいのかも知れません。


妹の家に泊まりに行くと、よく料理を作って貰えます。
義弟氏を交えた三人の食卓は、穏やかでとても充実しています。メニューも沢山出て来るのでありがたい事この上無いです。
義弟氏が働きに出ている昼間の時間帯も、妹は時々、私の分を含めた分量でランチを作ってくれます。
この場合、元もと夫婦二人の食卓に一人だけお邪魔するのとは違い、本来は妹一人だけの昼食が2倍の量になってしまうので、負担になっていやしないかと、時々不安になります。
(「一人分作るのも二人分作るのも大して変わらないから〜」というフレーズ、あれは、ウソか本当に料理する事が好きな人だけの言葉だと思っています……。)
「本当はこんな事、しなくて良いならしない方が良い」と思っているのでは……、という疑念が拭えずにいて、愛情として食べる事が難しいです。
ただ食事を用意してくれる、その事自体がとてもありがたいのに、愛情まで食べたいとは、凄く我が儘で身勝手だなぁ〜と、我ながら思います。

時々、妹宅の食卓を作り上げるための準備を手伝う事もあります。
要領も覚えも悪い私は、きっと妹を苛立たせる事も多々なのではと思いますが、妹から「手伝ってくれて助かったよ」と言われたり、妹が義弟氏に「それは帆波が作ったんだよ」と告げるのを見たりすると、すっごく凄く嬉しいです。

かと言って、それでその食事がとても美味しく感じられる……なんて事は無いのですが(笑)、いつもより丁寧に咀嚼して、ゆっくり味わって食べる事が出来ているように感じます。


私のいつもの食事は、大抵、生協のお弁当やお惣菜、糖質カット麺に付属のソースをかけた物、レトルト食品ばかりで、そのうえ一人で食べるものだから、つい早食いになってしまいます。
食事時間の豊かでなさが、他人の食卓への羨望を掻き立てるのかも知れません。
自炊した方が良いのかな、とは思います。継続していく体力と気力が保つかどうかが心配です……。

ひとまず、お味噌汁の為のねぎとお豆腐は、自分の分を確保しておいて、お味噌汁だけでも作ってみようかと思います。

甘えたい気持ちは、自分を甘やかす事で解消していきたいです。
自分の好みの味の料理を、好きなだけ作って食べてみるというのは、お手軽なセルフケア方法だと思うのです。


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