だめ日記

kz のだめ日記 コンピュータ関係を中心に、備忘録のような日記

FreeBSD でサーバを構築 - 08

2008-02-16 00:28:47 | FreeBSD
前のサーバで使っていた HDD を USB 外付けで接続し、データを移行する。確認して作業終了。

データを移行するために、前の HDD を外付け USB アダプタに装着し、コネクタを接続。
外付け USB アダプタは novac つながーるKIT USB(NV-UA2000)。
前に使っていた FreeBSD 5.3R は USB の活線挿抜がうまく働かなかった(できなかった?)。6.3R では大丈夫かもしれないが、おっかないので接続・取り外し毎に電源を落とす。

設定しなければいけない .conf が多いのなら最初から 旧HDD を USB で接続して設定をコピー&ペーストしたほうが楽だが、今回はそれほどでもないので移行はデータのみ。

サーバを起動し、管理ユーザでログイン。
/etc/fstab で USB HDD が認識されていることを確認、デバイス名をメモっておく。
apache や samba が起動していることを確認。
apache の DocumentRoot に だけのファイル phpinfo_test.php を作成し、PHP の設定を確認。

USB HDD マウント
 > sudo mkdir /mnt/usr /mnt/opt
   ##マウントポイント作成。/usr のデータも移行
 > sudo mount -r /dev/ad0s1f /mnt/usr
 > sudo mount -r /dev/ad0s1g /mnt/opt
   ##マウント。デバイス名は合わせる事

データ移行
smaba データと apache データをそれぞれコピー。
 > cd /opt/shared/samba/pub/
 > cp -R /mnt/opt/shared/samba/pub/ ./
 > cd /opt/shared/www/data/
 > cp -R -n /mnt/opt/shared/www/data/ ./
所有者を設定
 >sudo chown -R (sambaに参加するユーザ名):(samba用グループ名) /opt/shared/samba/pub/
   ##smaba 内のデータ・ディレクトリの所有者・グループ名が上のようでなかったら、このコマンドを実行する
 ##apache 内のデータ /opt/shared/www/data/ は PHP プログラムに合わせて、所有者とモードをそれぞれ設定すること
/mnt/usr のデータは必要なものをコピーする

samba に接続してファイルの読み込み・書き込み・削除、ディレクトリの作成・削除などが正常にできることを確認。
Webアプリの PHP プログラムが問題なく動作することを確認する。

shutdown -p now で電源を落とし、USB HDD をはずしてから運用のためにサーバを起動しなおす。

以上で、新しいサーバの構築が完了。



前のサーバは5年ちかく稼動していました。
年に2~3回しか止めずにいたのに、良くがんばってくれたものです。

今なら SATA の HDD でしょうが(M10000 では SATA は不可だったが LN-10000EG ではコネクタがある)、手元に IDE の新品 HDD があったのでそれを使うことにしました。

HDD も大きくなったし M/B も新しくなったので BGM 用の CD データ置き場や家計簿アプリだけに使っているのはもったいないということで、前々からやりたかった Lisp の勉強のために clisp や sbcl をインストールしてみようと思っています。
でも、たくさん入れられるようになったというので家人がごっそり CD を借りてくるんじゃないかとちょっと恐怖。