哲学がどうとかなんやら賢しげな話をしているので、食事を口に運びながら耳を傾けていたのだけど、そのうちなんやらきな臭い話になってきて。
というのは、「俺、マイノリティーの意見は採用しちゃダメだと思うんだよねー。耳を傾けるべきだとは思うんだけど」と小僧。
それを受けて「ワタシもそう思うの。だからトランプが再選されてよっしゃと思ったの」と小娘。
…。
ああ、さすがKOの奴ら、小難しいことしゃべっていても、やはり品位というものがない。
品位という言葉が正しくなければデリカシーでもいい。
とにかく「はしたない」のだ。
小僧も小娘も日本ではそこそこ名のある大学に入って我が世の春とキャンパスライフを謳歌しているのだろう。
謳歌するのは別に構わないけれども、この臆面もない勝者気取り、どうにかならないものか。
もし彼彼女の子供が障がいを持って生まれてきたり、あるいは性的マイノリティーだったらどうするのだろう。
まあいいわ。
バカの話は聞くだけでも疲れるから。