競馬の花道ー勝馬編ー

競馬予想ブログ史上最高と言えるブ勝馬ブログがここに誕生しました。

【JCダート】ローマン7連勝へ100%追い

2012年11月29日 16時27分13秒 | 競馬情報
 ジャパンカップダート(12月2日、阪神、GI、ダート1800メートル)に出走するローマンレジェンド(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)の追い切りが28日、滋賀県栗東トレーニングセンターで行われた。6連勝中の同馬は、ミルコ・デムーロ騎手(33)=イタリア=を背に抜群の瞬発力を披露。サンスポ調教評価で出走ただ1頭の「S」を獲得した。ジャパンカップダートの枠順は29日に確定、馬券は12月1日から発売される。




 パワーみなぎるフットワークが、連勝を支える源だ。ダートで破竹の6連勝中。豪快な走りを見せて、ローマンレジェンドがいよいよダート界の頂点に上り詰める。




 「(水分を含んで)重い馬場だったのに、いい動きだね。大一番に向けて100%になった」




 追い切りを見届けた藤原英昭調教師が納得の表情だ。寒暖差の激しいこの季節は朝露で重くなるCWコース。2馬身ほど先行するエアラギオール(牡4、500万下)を追走し、コーナーワークで内へ。直線でもまだ相手に先行されていたが、ミルコ・デムーロ騎手がゴーサインを出すと一気に抜け出した。最後は気を抜く面を見せて突き放せなかったが、それでもラスト200メートルは11秒8(1200メートル84秒1)。真面目に走ればとんでもないタイムが出ていたはずだ。




 昨年12月の赤穂特別を勝ってから6連勝で初のGI挑戦。藤原調教師は「未勝利戦をぶっちぎって勝ったときからJCダートを意識してきた」と話す。




 「岩田(康誠騎手)ともこの馬の能力に関して意見が一致した。この馬はすごい、とね。岩田が乗れないのは残念だけど、ミルコはウチの厩舎と相性がいいから」




 主戦の岩田は先週のジャパンCをジェンティルドンナで勝ったものの、騎乗停止に。代打に指名されたデムーロは、天皇賞・秋で同じ厩舎のエイシンフラッシュを2年5カ月ぶりの優勝に導いている。




 「ここまで(6連勝して)うまく来たんだから、うまくいってほしいね」




 追い切りでトレーナーの期待もマックスに膨らんだ。実績のあるGI馬に、勢いのある3歳馬もそろった頂上決戦。強敵が束になってかかってきても、ローマンレジェンドの連勝は止まりそうにない。 (柴田章利)




 ◆姉ミラクルと上位独占だ ローマンレジェンドの半姉ミラクルレジェンドもJCダートに出走する。姉はフジキセキ産駒で、交流重賞のJBCレディスクラシックを制しての挑戦。重賞は7勝しており、昨年のJCダートは6着。姉弟で上位独占も十分あり得る。




 ◆連勝馬 連勝馬JRAの最多連勝記録は、カブラヤオー(牡、1972年生まれ)が74年から76年にかけて記録した『9』。デビュー2戦目から勝ち進み、皐月賞、ダービーを制して2冠馬に輝いた。障害ではキングスピード(牡)が1970年に10連勝、地方競馬では宇都宮のドージマファイター(牡)が96~2000年に29連勝したのが最多記録だ。世界記録はプエルトリコのカマレロ(牡→せん)が53~56年に記録した56連勝とされている。


提供元:SANSPO.COM 2012年11月29日(木) 05:12