「流星の絆」（東野圭吾）、「告白」（湊かなえ）

☆「流星の絆」（東野圭吾）

子供の頃に洋食屋の両親を殺された兄妹３人。大人になって詐欺師となり生活していた。標的と

した洋食屋の息子の店でハヤシライスを食べると・・・それはまさに父親の味だった！警察に発

見されるよう証拠を工作するが・・・。


犯人捜しよりも兄妹愛が前面に出た作品。妹の恋愛のために身を引く兄二人、サスペンスのよう

なスリルは無いけれど読後ほんわかします。最後にはどんでん返しもありますよ。


☆「告白」（湊かなえ）

中学校のプールで事故死した娘が実は生徒に殺されたと言う教師の話から始まる。その後関係者

の告白により恐ろしい事実が明らかになってゆく。


すべての人物に悪意が満ちていて、恐ろしさが伝わってきます。実際にはここまでの教師や生徒

はいないだろうけれど、今のニュースを見ると将来はどうなるか分からない気がする。

「少女」（湊かなえ）

友人同士の２人の女子高校生の話です。

友達から死体を見たと聞き、人が死ぬところを見たいと思った二人は、それぞれ老人介護施設、病院の小児病棟へボランティアへ行きます。

しかしもちをのどに詰めた老人を救ったり、危険な手術を受ける少年の父を探す羽目になったりして、上手くいきませんが二人の友情が強まります。

読み進めていくうちに色々な登場人物の関係が明らかになり、最後に思わぬ展開が・・・。


東野圭吾の作品を読んだ後だったので、女子高校生言葉の文にはちょっと戸惑いましたが、次はどうなるのか、期待感を持って読めました。

伏線の張り方が上手く、最後に分かる人物の関係はちょっと出来過ぎと思いましたが、青春時代の危うさ、知らない間に他人を傷つける怖さが書かれていました。

同じ著者の「告白」も気になってこの間買ってきました。

「白夜行」（東野圭吾）

昨日読み終わりました。

８５０ページの長編ですが、飽きることなくぐいぐい惹かれて読みました。

主人公とその周辺で起こる犯罪、それを追う刑事の１９年間の話です。

読み進むうち明らかになる疑惑、ある恐ろしい想像、そして結末へ・・・。

どちらかといえば暗い小説ですが、ストーリーの面白さ、上手さに読まずにはいられない傑作だと思います。

「東野圭吾公式ガイド」の人気ランキングでは第２位の作品です。

ミステリー小説

昨年の夏からミステリー小説にハマっています

めったに本なんか読まない私が今まで読み続けています（驚き。

その時のベストセラーや○○賞受賞、ランキング第１位なんていう本を選んで読んできました。

東野圭吾、宮部みゆき、貴志祐介、恩田陸、沼田まほかる等です。

受賞作品はさすがと思わせる文章力、筋ですね。

面白いですねぇ

昨日宮部みゆきの「模倣犯」読み終わり、今日から東野圭吾の「白夜行」を読んでいます。

いつまで続くのかなぁ