串間ライオンズクラブ

串間ライオンズクラブは開設して49年になります。地域の奉仕活動に邁進しているクラブです。

Move To Grow

2009-08-13 04:32:24 | 会長あいさつ
8月13日(水)  

ライオンズクラブ国際協会はどのような理念の元に奉仕活動を展開しているか、国際会長エバハルト・ヴィルフスの言葉を筆写してみることにしました。
まず最初に出てくる言葉は「私たちライオンズは夢、計画、そして行動を広げて行かなければなりません。さもなければ私たちは消滅してしまうのです」。



続いて「未来を作る土台は過去にあります。未来にはビジョンが必要。行動の伴わないビジョンは、単なる夢でしかない」。
銀杏の葉を指して「ほら、あの葉をごらんなさい。二つが一つに結ばれている何百万年も長い、長い年月を生き続けてきた人類よりも力強い、命あるもの、火の手も、命を脅かす危険をも生き抜いてきたのです」。



自然について言える最も基本的事実の一つは、自然は活力に満ちていると言うこと。目に映える世界は絶えず変化し続けます。風に吹かれて樹木が揺れるといった自然界そのものに起こる力学現象と、人が動くことにより起こる見た目の変化の両方の影響を受けるのです。もっと簡単に言えば、いかなるものも、進歩あるいは成長するためには推進力または動きが必要なのです。「Move To Grow」これは根本的なコンセプト。ほとんど何でも当てはまる概念です。変化のないものに発展はありえないのです。



この基本的なコンセプト「Move To Grow」こそ、2009~2010年度のテーマとして私が選んだもの。銀杏の木と葉はこのテーマのシンボルです。



銀杏の木を見たことがありますか。銀杏の歴史は古く、その原種については2億8千年まで遡ることができます。このように古生代に明白に結びつく系統をもって今日生息している極めて希少な植物のひとつです。化石となった銀杏の葉と石化した幹が、第三紀時代の北米、ヨーロッパ、アジアで見られます。生命力が非常に強くて、平均寿命が千年という銀杏の木。同じ植物に雄株と雌株の区別があるというユニークなものです。




ではなぜ銀杏の木なのでしょうか。銀杏の木は希望と愛のシンボル、そして平和と環境保護のしるしです。銀杏の木は事実「千年」樹と宣言されています。その輝かしい歴史、長寿、順応姓、実用性、持続性、世界的な分布といった他の特性を踏まえた場合、銀杏の木とライオンズクラブ国際協会には相関関係があることが容易に見てとれます。




銀杏の木の起源と寿命を比べれば、ライオンズクラブ国際協会はまだ始まったばかりにすぎません。国際理解の推進に献身する世界規模の組織として私たちは、機会あるごとに象徴的な意味で「銀杏の木」を植えなければなりません。世界中で、苗木をしかるべき方法で日の当たる肥沃な土壌に植え、水を与えて育てる必要があるのです。銀杏の木のように私たちライオンズの各種プログラムも、長い間持続可能な資源でなければなりません。常に私たちのモットー「われわれは奉仕する」を心に留め、理解、そして息の長い社会奉仕活動の種を蒔き、趣旨について明確かつ一貫したメッセージを広めていかなければなりません。これには努力、推進力、そして前進が必要です。



私はライオンズを通して、そしてライオンズから多くを学びました。大きな課題を任せられ、こうしたチャンスを頂いた事に心より感謝しております。いまこそ恩返しをする時が来たのです。
エバハルト・J・ヴィルフス(ライオンズクラブ国際協会会長)


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