環境や人々にも恵まれて
ずーっと甘く過ごしてきて。
それが一転して
歯車をかけ違えるとは、このことか!
って出来事にあったりして。
太宰治の「歯車」って、
主人公、歯車が見えるとか、言ってましたっけ。
昔に読んだので、忘れてしまいました。
その半分透けてるようなデカい歯車を思いおこします。
あの小説は、
18歳くらいに、
地下鉄の新宿駅のホームで読んでいました。
当時、住んでいた中野の家には、クーラーがなくて、
夏休みには、体温より温まった畳に寝そべって、
汗をタラタラ流していました。
そのおかげで、夏には強くなりました。
それでも、もう、この温度はダメだ!と、
定期券と小説を持って、
新中野から地下鉄に乗り込んで、
新宿駅のホームの涼しい水色のベンチまで避難したわけです。
大事な東京の友達が
環境が変わって、
少し無理してる感じがします。
歯車を、ガッタンとかけ違えてしまうような耐え方をしてほしくないので、
がんばれーって
応援はしたいけど、
ひどく我慢はしないで、と思います。