黒岩祐治 今日のひとこと

写真と一言をつづっていきます。

熊川哲也氏演出のバレエ「ジゼル」鑑賞

2013年06月29日 | 日々のこと
熊川哲也とKバレエカンパニーの「ジゼル」を観に行きました。
古典の悲恋の名作が熊川演出によって、再び鮮やかに蘇りました。
カーテンコールでも息が上がるほど、ダンサー熊川にとっても過酷な舞台だったようです。
しかし、自然なカタチでの全員スタンディングオベーションが物語るとおり、
熊川さんのみならず、総合的なレベルの高さは文句なし、素晴らしい舞台でした。



終幕後、いつものとおり、熊川さんに挨拶するため、幕の降りたばかりのステージ上に行きました。
ところが、そこでは熊川さんのジゼル役に大抜擢された佐々部佳代さんへのダメだしが延々続いていました。
幕が下りたばかりです。しかも私たちのような知り合いが挨拶に来ているのも分かっているはず…。


私の眼から見て、佐々部さんは大抜擢とは思えないほど、技術面でも表現力でも目を見張るものがありました。
それでも、いや、それだからこそ、熊川さんの指導はより厳しかったに違いありません。
最高レベルのプロの世界を垣間見て、終幕後、さらに感動した次第でした。

横須賀米軍基地の薄膜型ソーラーパネル視察

2013年06月26日 | 日々のこと
横須賀の在日米軍基地を訪れ、施設の屋根に設置されたソーラーパネルを視察しました。
2年前、私が知事に就任した直後にクロイド在日米海軍司令官と会談しましたが、
その中で私は、「県内で普及を図っているソーラーパネルを基地内でも設置して欲しい」と申し入れました。
司令官はただちに実行に移して下さり、今回の視察につながりました。



行ってみて驚いたのは、使用されているソーラーパネルが最新式の薄膜型、
いわゆるソーラーフィルムだったことです。屋根はドーム型でカーブしていましたが、
キレイに貼られていました。この屋根だけで、100数十戸分の発電量があるそうです。
薄膜型は丸めて持ち運びも容易であって、砂漠の戦闘地に持って行ってもすぐに使用可能となることから、
重要な装備品となっているとのことでした。


神奈川発のアイデアである「屋根貸し」もこのフィルム型であれば、
京浜臨海部の工場の屋根などに一気に普及すると思っています。
今のパネルは工場の屋根には重すぎることがネックだと言われていますから、
私は以前より薄膜型がカギを握っていると見ていました。
発電効率も従来型が17%なのに対し、薄膜型は以前は4%程度だったものが、
今は10・5%にまで進化しているとのことでした。


もっと技術が進化して、大量発注が行なわれ、価格が下がれば
薄膜型はソーラーパネルの切り札になることは間違いありません。
今回の横須賀米軍基地訪問が薄膜型普及のきっかけになるような予感を覚えた次第でした。

城ヶ島でダイビング

2013年06月23日 | 日々のこと
三浦半島の最南端、城ケ島沖でダイビングをしました。台風一過で快晴、最高のダイビング日和となりました。
昨年7月、葉山の海に潜って感動し、これから神奈川県内のダイビングスポットを潜りつくそうと
思いたったものの、なかなかタイミングが合わず、今日に到りました。



潮の流れはやや急ではありましたが、とにかく魚の種類の多さに驚きました。
マダイ、イシダイ、メジナ、ヒラタエイ、キンギョハナダイなどの群れに心奪われ、
岩陰に潜むクロアナナゴやイセエビを発見して歓喜、
タツノオトシゴや色のきれいな小さな小さなウミウシに顔を寄せてウットリ…。
ウミヘビのように泳ぎまわるウツボを見て仰天。2ボートダイブもあっと言う間でした。



神奈川のダイビングというのは、伊豆に比べて印象は薄いですが、実際に潜ってみると、なかなかのものです。
東京から車で1時間半で、こんな素晴らしい海を体験できるなんて…。
2年後には圏央道が全通しますが、そうなれば神奈川の海がこれまで以上に人気を集めるのは間違いありません。
その前に、できるだけ自分の眼でその魅力を確認しておきたいと思います。

アフリカ開発会議(TICAD)

2013年06月03日 | 日々のこと
2日(日)のアフリカ開発会議(TICAD)の「平和構築の強化」という分科会で発言の機会を得ました。
アルジェリアでのテロで犠牲者を出した日揮がある地元の知事として、テロに立ち向かう姿勢をアピールしました。
「テロはいかなる理由があれ、決して許されることのない卑劣な行為であり、
世界が一致して克服していくという固い決意を神奈川から世界に向けて発信しよう」と訴えました。



各国の大統領や議長からもお礼とお褒めの言葉をいただきました。英語でのメッセージでしたが、
参加者の中にはフランス語の人も多く、結果的には無理して英語にしなくてもよかったかもしれません。
しかし、より気合いが入ったことだけは間違いないと思います。



5年前の会議を私は知りませんが、前回とは比べものにならないほどの盛り上がりだったようです。
かつては援助の対象だったアフリカ各国が今や投資の対象となっているからだとの話でした。
二回連続での横浜開催となりましたが、TICADのTはTOKYOのTですから、
そろそろYICADにして、今後も横浜で開催し続けるのがいいんじゃないかと思いました。