頭の働き・身体感覚 → → → (a)自分の感覚(×)
→ → → 自他共通感覚(◎)
当会は生徒さんの動き方のみをみて、あなたはこのように動いていますよとか、
間違っていますと説明はまず行いません。
動作の分析は大事だと思います。でもそこじゃないんです。
ちょっと語弊がありますね、ちゃんと説明しましょう。
その人の、生徒さんの意識を見ているんです。それと動作と結びつけて生徒さんへアドバイスをしています。
例えば、生徒さんに"腕の角度は90度で"と言ったとしましょう。
この教えは誰にでも共通して理解できるんです。でもそれは、客観的に
見て取ったことを言葉にしているだけなんです。そこからは生徒さん自身の感覚は生まれません。
もし、感覚がおきたとしても、その人個人独自の感覚です。
それでは、その感覚がはたして正しいのか、間違っているのか、また
その途上なのか分かりませんよね。それが上の図の(a)です。
武術(当会での話ですよ)としてその実践を考えてみる際、私が高探馬は手刀はこういう角度で
突き出して・・・と指導したとしても、生徒さん自身が意識の中で
言われた通り動いてみても(高探馬)たいていの場合上手くいきません。
先生が正しい高探馬はこうだよ!
とお手本を見せた。その動きをそのまま直接意識して動くのではないのです。(当会はです)
どうするかというと、@@な意識や@@の感覚に置き換えてみる、これを重要視して教えています。
右手をふり出して、肘をこうやって、みたいな感覚(a)じゃなくて
別に私の感覚をともに体験した(共有できた)
@@の感覚する意識操作が必要です。さらに重要なのは、その感覚は生徒さん独自のもので
誰にでも当てはまらないという物ではありません。
生徒さんが感じている@@という感覚と
私が感じている@@という感覚は同一デス。
ここが九密式太極拳PROの根幹、肝となります。
新・基本アレンジクラス1.で分かってほしいのはまさにココなんです。
・ここから上級アレンジクラスの話
それは逆に、感覚ばかりに囚われていてもダメだよ!という事です。
正確に言いましょう。
"自分の感覚ばかりに意識を向ける"ことは、間違っていますよということです、
生徒さんならおわかりですよね。
私がレッスンで言っている事ですから。
《補足》
九密式太極拳①~④の意識は自分へ向ける意識。
⑤~⑨が相手に向ける意識。
大切なのは、一方通行ではないという事です。
意識は、両方向で動かしていきます。