あまり受講料金に触れるブログがないので、あえて書きます。
と言うのは、最近、受講生からPEARSの料金がもう少し安いといい、、、
と、同僚から、AHAって高いですよね、、、、と言われてしまったから‥‥
AHAって一般的なセミナーと比べると、安いというのが私の考えです。
ただ、もう少し安くなるといいなとは思います。
講習を考える上で、必要となるのが人件費用です。
一般的に看護師が1日拘束されてバイトをすると時給3000円くらいでしょうか。
3000円×8時間で24000円。
医師がもし、バイトをしたらこれの3倍以上はもらえるはずです。
と、考えると、多くのITCではインストラクターは1日、
インストを行ってBLSなら2000~5000円前後の謝礼です。
責任者はもう少しもらえますが、やはり安いです。。
2次救命のコースになると、医師が多数参加しますが、2日間で数万が相場のようです。
と考えると、1日働くのに
バイトをした時の半分以下の給料しかもらえないわけです。
アメリカなどでは、医師がインストとして参加するとコース料金が跳ね上がったり、、、、
だって、医師がそれに見合うだけの謝礼をもらうのは当然でしょってことだそうです。
このあたりも、アメリカで看護師がコース開催を担っている理由の一つかもしれません。
さらにAHA系コースはほぼ少人数制です。
ACLSなら1ブース6人。BLSなら1ブース1~3人。
そこにインストが数名となると、、、、
(一般的なセミナーで100人募集、受講料金10000円として。講師は有名病院のなんとか先生1人。講師に十万の謝礼を払っても大丈夫です。。。)
やはり
日本では、有償ボランティアで成り立っています。。。。。
人件費について書きましたが、
他にも会場費用、マネキンメンテナンス、オアシス代金、書類準備、器材費用、カード発行手数料などがかかります。
>マネキン:受講生比が1:いくつか。。
もちろん、1:1よりも1:3の方がコストに3倍の差がつきます。
さらには、効率面を考えると1:3の方が運営的には効率がいいです。
ただ受講生を考えると1:1かな、、、マネキンを占有出来ますし。
だいたい1セットのマネキン使用で1回1000~2000円位のコストでしょうか。。。
この中には、成人、小児、乳児の肺交換などが含まれます。
>会場費用
会場費用は病院なら無料じゃん、、、と思った人もいるのではないでしょうか。
そうなんです!
自施設ではタダ!
私は会場を借りて開催する事が多いので、これは非常に羨ましいです。
都内や神奈川では
商業目的で運営している貸会議室は時間5000以上~が相場です。
BLSコースに必要な時間は準備、撤収も含めて7時間と考えると
1日、35000円以上。。。正直、厳しいです。
会場費用のために働くなんてことになりかねません。
都内、神奈川では多くのITCが活動しているので連日開催しているITCでも多くの受講生が集まることは稀のようですし。
なので、AHA系講習を開催しているITCさん、、、自施設でやるなら、もっと会場費用無料なのだから安くしてーーと言うのを声を大にして言いたいです。
>カード発行手数料
Providerカード発行に掛かる料金です。私のITCは数1000円(ピンバッチ込)。
他のITCはどうなのでしょうか。。。
>まとめ
これらを、なんとなく計算してもらえればどれくらいのコストが掛かるかはわかるかな。と。
結論は、やっぱり少人数で開催するAHA系講習は他の一般的なセミナーと比較すると安い!!ということです。
ただ、やはり会場費用がタダで、1:3でとてつもない受講生人数を集めると。。。。。。
>ちなみに、、、、
東京、神奈川、千葉、埼玉近辺のBLS講習金額は
12000-13000-15000-16000-18000-21000-26000円
と様々です。
ここでのPONTはやはりマネキン受講生の比率
&ポケットマスクはレンタルか否かでしょうか。。。
買うと2100円掛かるので。。
受講生もちゃんと金額を考え、なぜ高いか、安いかを選択しないといけない時代ですね。
そんなにはもらえないかな.8時間の日直バイトとか.