見出し画像

くぼじーじるーむ

【美味しんぼ 11~20巻】


美味しんぼ / 11 / 香港味勝負
▼第1話/真夏の氷(水割り)▼第2話/魚の醍醐味・前編、後編(フグの白子、仔羊の脳味噌)▼第3話/香港味勝負・前編、中編、後編(雪蛤、ニョクマム)▼第4話/お菓子と夢(ケーキ)▼第5話/トンカツ慕情(黒豚のトンカツ)▼第6話/フォン・ド・ヴォー・前編、後編(ステーキソース) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/カキ氷の大食いに挑戦して腹をこわし、会社を休んだ富井副部長。反省している富井を励ますために、彼を“水割りの美味いバー”に招待した山岡たち。だが、バーのマスターは「いい水」の入手が困難になったため、店を閉めることを決心していた(第1話)。▼フグ料理の名店で、たまたま同席してしまった山岡たちと海原雄山。その店にある夫婦が客としてやって来た。3日後に海外赴任となるため、その前に「ぜひフグの白子が食べたい」という。店が白子をきらして食べられず、残念がる夫婦のために、山岡と雄山がそれぞれフグの白子に代わる料理を用意することになる(第2話)。 ●本巻の特徴/本作初の海外編が、表題作ともなっている第3話。香港を舞台とし、市場に並ぶ珍しい食材の数々、贅をつくした中華料理の技法など、豊富な取材を活かしたドラマを3回に渡って展開している。

美味しんぼ / 12 / 黄金の意味
▼第1話/暑中の味(おカユ)▼第2話/老舗の身上(せんべい)▼第3話/黄金の意味(キャビア)▼第4話/玄米VS白米・前編、後編▼第5話/豆腐の花(呉汁)▼第6話/日本風カレー・前編、後編(骨髄カレー)▼第7話/熱烈小籠包(小籠包)▼第8話/非常食(ローピン) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/悪名高い政商が東西新聞の乗っ取りを狙い、株の買占めを始めた。大原社主は対策に追われて寝る暇も無く遂にダウンする。胃腸が弱り食べ物を受け付けない社主に、周囲はせめておカユを食べさせようとするが、大原は大のおカユ嫌い。そこで「本当に美味しいおカユを作ってあげよう」と山岡が腕をふるうことになる(第1話)。▼東西新聞文化部員の花村典子は、煎餅の老舗の若主人・三谷と熱烈な恋愛の末、結婚した。店の発展を願う典子はデパートへの出展や新商品の開発を三谷に勧めるが、昔ながらの味を守ろうとする三谷はこれを拒絶。そんな二人の様子を聞いた山岡は、知人のTVプロデューサーに三谷屋の取材を要請する。さて、山岡の真意は?(第2話)。 ●本巻の特徴/自然食や有機農法がブームになっているが、そんな傾向に冷水を浴びせているのが第4話。玄米食信仰に凝り固まった女子大学柔道部員に、形だけの有機農法で作られた作物が、いかに危険かを山岡が教える。

美味しんぼ / 13 / 激闘鯨合戦
▼第1話/激闘鯨合戦・1~5(鯨料理)▼第2話/料理と絵ごころ(オコゼ、鮎、スズキ)▼第3話/柔らかい酢(鯖ずし)▼第4話/涼風そうめん▼第5話/あわび尽し▼第6話/にんにくパワー ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/とある鯨料理店で、山岡たちと海原雄山がたまたま同席してしまう。雄山は冷凍の鯨の刺身を出した店主を叱責するが、その時、店に捕鯨反対団体が乱入してくる。意外にもその中には山岡たちの友人、ジェフの姿があった。かねてより捕鯨禁止運動に憤りを感じていた山岡は、ジェフを説得するため、ひいては日本の食文化を守るために立ち上がる(第1話)。▼山岡たちは大原社主に誘われて訪れた料亭で、主人の跡取り息子を紹介された。この息子は「料理は職人の仕事。経営者は総合芸術である料理を監督するために、むしろ書や絵画など芸術の道を究めるべき」という考えを持っていた。だが彼が描いた絵の個展会場で、山岡はその絵を一見して嘲笑する…(第2話)。 ●本巻の特徴/海外からの様々な圧力で壊滅状態になりつつある、日本の捕鯨。動物愛護、自然保護、経済・外交問題、そして日本の文化…多くのテーマを内包するこの問題に、ひとつの解答を示したのが、表題作ともなっている第1話である。

美味しんぼ / 14 / 母なるりんご
▼第1話/北海の幸(昆布、ウニ)▼第2話/ビールと枝豆(黒大豆の枝豆)▼第3話/ぼけとつっこみ(どじょう料理とごぼう)▼第4話/骨のない魚(チンイョンレンユイ)▼第5話/母なるりんご(アップルティー、アップルパイ)▼第6話/ポテトボンボン(ポム・スフレ)▼第7話/秋刀魚の味(サンマ)▼第8話/レモンと健康(レモン)▼第9話/碗方試験・前編、後編(シジミのすまし汁) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/美食倶楽部の新米・宮井は海原雄山を崇拝し、この職場で働けることが嬉しくてたまらなかった。ある日、彼が昆布を出そうと調理場の戸棚を開けると、中からゴキブリが飛び出してきた。しかも昆布にはゴキブリが齧ったような穴が。それを知った雄山は「掃除がいい加減だからだ!」と激怒し、宮井にクビを言い渡す。だが、実際に昆布の穴を見た雄山は、なぜか宮井を呼び戻すように指示する(第1話)。▼ビール注ぎの名人・盛沢のビヤホールを訪ねた山岡たちは、ジョッキの泡の状態から盛沢の不在を知る。聞けば、彼は社長の逆鱗に触れ、退職したという。豆類好きの社長のために盛沢が用意した枝豆がすべて黒く変色した代物だったのだ。その話を聞いた山岡は…(第2話)。 ●本巻の特徴/美食倶楽部の“碗方”になるために良三が受けた「シジミのすまし汁」の試験を成功させるべく、山岡が一肌脱いだのが第9話。単に食材の選び方にとどまらずに、シジミの本場・宍道湖を破壊する淡水化計画の問題点を提示した作品だ。

美味しんぼ / 15 / 究極vs至高
▼第1話/究極VS至高・前編、中編、後編(半熟卵のトリュフソース添え、卵の黄身の味噌づけ)▼第2話/家族の食卓(スペアリブ)▼第3話/ふるさとの唄(石焼き芋)▼第4話/下町の温もり(深川鍋)▼第5話/不思議なからあげ(トラフグの頭のからあげ)▼第6話/大海老正月(ロブスター)▼第7話/究極の裏メニュー(湯豆腐の残り、冷めたトンカツ、アジの開きの中骨、他) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/大事件が起こった。帝都新聞が、新企画「至高のメニュー」の作成を発表したのだ。しかもその総指揮は海原雄山がとるという。「究極のメニュー」の企画を盗まれた形となった山岡たちは進退を問われるが、大原社主の命により、帝都新聞の連載に合わせて「究極のメニュー」を発表することとなる。そして、その話を聞きつけた週刊タイムが、誌上にて両メニューを対決させてみないかと持ちかけてきた(第1話)。▼ある夜、山岡たちは新宿・歌舞伎町でヤクザにからまれていた少女を助ける。事情を聞くと、家庭が冷えきっているために、グレようとして夜の街を徘徊していたという。彼女の両親は著名な建築家と料理学校の校長。仕事に没頭するあまり、互いのことにまったく無関心な夫婦だった(第2話)。 ●本巻の特徴/この長編のメイン・モチーフとなる“究極のメニューVS至高のメニュー”の戦いが、ついにスタートする。初対決のメニューは「卵を使った前菜」。両者ともに吟味されつくした食材と、緻密にして大胆な調理を展開していく。

美味しんぼ / 16 / 五十年目の味覚
▼第1話/五十年目の味覚・前編、後編(ビール、ソーセージ)▼第2話/洋食屋の苦悩(カキフライ)▼第3話/鯛勝負(鯛の揚げ団子のおでん)▼第4話/生きている米(精米)▼第5話/対決!!野菜編・前編、中編、後編(キャベツ、カブ)▼第6話/ 飯の友(カツオの塩辛、梅オカカ、ネギミソ) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/ビヤホールを訪ねた山岡たちは、たまたま老夫婦と相席になり、その夫がビールとソーセージを味わうのは50年ぶりだと知る。聞けば、戦争中に離ればなれになってしまった妻との再会を願うために自分の好物を絶ち、無事再会できた幸せを失うのが怖くて今日までビールとソーセージを絶ち続けたのだという。いよいよ50年ぶりの味覚との再会! だが、ビールを飲み、ソーセージを食べた老人の顔には失望の色が…(第1話)。▼名物のカキフライを食べに洋食屋「銀洋亭」に入った山岡たちは、店主が妙に元気を失っていることに気がつく。聞けば、フランス料理の天才シェフ・室野寛也のインタビーュー記事を読み、しがない洋食屋である自分に劣等感を抱いてしまったという。後日、室野の店を訪ねた山岡は…(第2話)。 ●本巻の特徴/「究極」対「至高」の第2の対決を、3回にわたり描いたのが第5話。料理のテーマは“野菜”。この対決では、ほぼ勝利を手中に収めた雄山があえて山岡にメニュー再検討の機会を与える。息子へ対する雄山の複雑な心情があらわれた一編だ。

美味しんぼ / 17 / エイと鮫
▼第1話/餃子の春・前編、中編、後編(餃子)▼第2話/エイと鮫・前編、中編、後編(鮫料理、エイ料理)▼第3話/代用ガム(小麦粉のグルテン)▼第4話/贅沢な献立(マグロの大トロの串焼き、鯛の皮のにぎり寿司)▼第5話/海のマツタケご飯(トコブシ) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/栗田ゆう子の同期社員・森沢よし子は、餃子チェーンを経営する山脇にほのかな恋心を抱いていた。だが、山脇は死別した妻の面影を忘れることが出来ず、その妻が作り出した餃子の味にこだわり続けていた。そんな山脇が、ライバル店に対抗するため、遂に新しい餃子の味に挑戦するという。ゆう子は森沢の恋心を応援するべく、山岡に協力を依頼する(第1話)。▼東西テレビのプロデューサーが、文化部を訪ねてきた。記録映画作家の房元にドキュメンタリー番組の制作を依頼したが、なぜか断られてしまったという。房元に聞くと、「プロデューサーの顔、声、服の趣味などすべてが自分の感性に合わないから」とわがままなことを言う。グルメとしても有名な彼が「エイや鮫なんて不味いもの、食べたこともない」と断定するのを聞いた山岡は、“外見だけで決めつける”房元の悪癖を正すべく、美味い鮫料理の探訪に彼を誘う(第2話)。▼富井副部長がめずらしく山岡たちを夕食に誘った。仲の悪い弟と会わねばならず、喧嘩にならないように、第三者である山岡たちに同席してもらいたかったのだ。あんのじょう、貧しかった父親が作ってくれたという“代用ガム”が実在したかどうかで大喧嘩になってしまう富井兄弟。そのガムが「小麦粉をこねて作ったもの」という富井の話を聞いた山岡は…(第3話)。

美味しんぼ / 18 / 生肉勝負!!
▼第1話/生肉勝負・前編、後編(ユッケ、カルパッチォ、タルタルステーキ、馬刺し)▼第2話/続・生肉勝負(牛のレバーの刺身)▼第3話/猫とマーマレード(夏ミカンのマーマレード、イチゴジャム)▼第4話/丼の小宇宙(天丼、親子丼、鉄火丼)▼第5話/のり巻合戦(のり巻き)▼第6話/不器用な魚(ゴリ)▼第7話/ドライビールの秘密・前編、後編(ドライビール)▼第8話/焙じ茶の心(焙じ茶) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/東京競馬場の馬主会の藤馬社長から、山岡にひとつの依頼があった。競馬場の食堂のメニューを考えて欲しいというのだ。実は海原雄山にも同じ依頼をし、料亭で接待したらいきなり怒り出してしまったというのだ。その時のメニューだという牛肉の刺身を見た山岡は、雄山が激高した訳を理解する…(第1話)。▼小泉編集局長の最近の悩みは、猫のこと。どうしても欲しい子猫がいるのだが、飼い主が譲ってくれないのだという。飼い主の家を小泉と一緒に訪れた山岡は、お茶受けに出された手作りのマーマレードを見て眉をひそめる(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/唐山陶人、良三(第1・2話)、東西新聞編集局長・小泉(第3話)、「岡星」主人(第4話)、快楽亭ブラック、夏子(第4・5話)、中松警部(第6話)、ゆう子の伯父・沢野、兄・誠、ニュー・ギンザ・デパート社長・板山、京極万太郎(第7話)

美味しんぼ / 19 / 食は三代?
▼第1話/対決!村おこし・前編、後編(ラーメン、鳥・豚・牛料理)▼第2話/杜氏と水(日本酒と水)▼第3話/舌禍事件!(牛タン焼き)▼第4話/韓国風お好み焼き(チヂミ)▼第5話/食は三代?・前編、後編(生肉各種、アスパラガスと帆立貝の貝柱のムース)▼第6話/仏の足(アヒルの足の蒸し煮、ニワトリの足のスープ、豚足のゆでたもの、豚足の煮込み)▼第7話/大切なミント(ベトナム風春巻き) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/湖にキャンプにやって来た山岡一行は、祭り囃子の練習に励む村の青年団と知り合う。彼らは県が主催する“村おこし祭り”の練習をしていた。この村では、その祭りで村の名物料理を実演するのだが、実は隣村も同じく名物料理を新たに作り出そうとしている。しかも、その助っ人として雄山が関わっているらしい。青年たちは山岡が“究極のメニュー”担当者だと知り、力を貸して欲しいという。思わぬところで「究極VS至高」の番外戦となってしまったが…(第1話)。▼山岡たちと中松警部は路上で何やら争っている二人の男と出会った。この二人は東京の酒造会社の専務と杜氏。自社の酒をもっと旨い物にするため、専務がこの杜氏を地方から呼んだのだが、突然杜氏が「あなたの元では働きたくない」と怒りだしてしまったのだという。専務には彼の怒りの理由がまったく分からない。東京までの道中の状況を聞いた山岡は「それじゃ杜氏が怒って当然だ」という。さて、杜氏は専務のどこに怒りを覚えたのか…(第2話)

美味しんぼ / 20 / 蒸し焼き勝負
▼第1話/奇妙な皿(ザーサイと雲南茶のお茶漬け)▼第2話/山の秘宝(シメジのソテー、マイタケのトリ鍋)▼第3話/マツタケ・ドリーム(マツタケ)▼第4話/蒸し焼き勝負・前編、後編(マナガツオの清蒸、乞食鶏、タンドーリ・チキン、子羊の塩蒸し、アワビの塩蒸し)▼第5話/カニカニ大合戦(蟹料理)▼第6話/カキの料理法・前編、中編、後編(牡蠣料理)▼第7話 /真心の正月(トチ餅) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/ある日、山岡たちと一緒に骨董店を訪れたゆう子は一枚の皿に魅せられてしまった。山岡の見立てによると、この皿は“万暦赤絵”と呼ばれ、明代中国の逸品。ゆう子にはとても手が出せないような高価なものなのだが、店主はなぜか、ゆう子の言い値で良いという。「理由はわからないが、この皿があんたに買われたがっている気がした」からだそうだ。この皿を自室に飾った夜、ゆう子はある夢を見た…(第1話)。▼東西新聞の受付で一人の老人が騒いでいた。上京したまま行方がわからない息子を、新聞の尋ね人の欄で探してくれというのだ。山岡たちが事情を聞くと、先祖代々伝承してきた宝物を、自分が死ぬ前にどうしても譲りたいという。だが、現在の東西新聞には“尋ね人の欄”は無い。困った山岡が社会部の部長に相談すると、その「宝物」に興味を示してきた。だが、老人は「宝物」の正体を決して明らかにしない…(第2話)。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「7_【コミック・単行本etc】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事