あるクリスチャン理学療法士の思いつき日記

クリスチャン理学療法士の私
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自衛隊活動の拡大を図る安全保障関連法案を決定

2015年05月15日 | 気になるニュース
◇首相「厳格な歯止め」「抑止力さらに高まる」強調
政府は14日、首相官邸で臨時閣議を開き、自衛隊活動の拡大を図る安全保障関連法案を決定した。集団的自衛権の行使を可能にし、憲法9条に基づく専守防衛を根幹としてきた安全保障政策の歴史的な転換に道を開く内容だ。米軍への後方支援など、自衛隊の海外活動も飛躍的に拡大される。15日に国会に提出し、政権は夏までの成立を目指す。安倍晋三首相は記者会見し「厳格な歯止めを掛けた」と強調したが、民主党など野党は反発を強めており、激しい国会論戦になるのは必至だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150514-00000112-mai-pol



ついに始まりましたね。
あえて消費増税選挙に打って出て、予想通り勝利して、
その奢りから、支持されている政党として最もやりたかったことに手をつけ始めました。

憲法の精神を解釈で変えられるなら、憲法自体が骨抜きになる。
やるならば国民にこの件について直接問うて、憲法を変えてからやって欲しい。

解釈を変えて良いなら、憲法改正の手続きは不要となる。
(この手続きがあることによって、よほどの改悪はできなくなる。
しかし、そもそも改悪は明らかな形ではやって来ない。ひっそり来る。
明らかに基本的人権の条文をなくすことはないが、人権侵害はひっそりと起こってくる。)

いったん法律が出来てしまったら、今後はよほどのことがない限りこれらの法律はなくならないだろう。
自分の意図を超えた暴走をし始めても、法律を廃止するか法律を作らない限り止められない。
それは間に合わない。
「法律がある」「法にのっとっている」という一言は覆すことのできないものすごい力である。
勝てば官軍、それが正義になる。
それが太平洋戦争だったのではないか。

明治維新もある意味そうで、長州の思惑がどんどんまかり通って国家神道にまで行ってしまったと私は考えている。
素晴らしいもの、と見える先には何かコントロールできなくなる力につながってしまう。

抑止力は外に向けて発揮されるかもしれないが、国内の力(人間の思惑、欲)の抑止はできなくなる。


集団的自衛権はないと発言した中曽根元首相にどう伝えますか?しっかり説得できますか?
元兵士の方々、沖縄で多くの親族を亡くされた方に堂々と言えますか?
自衛隊は軍だと発言している安部首相、その精神で何をやっても、どう良いことだと見せようとも、
自分が主体的に動いているようでも実は外国や時代、テロに流されているだけ。
(そして時間の流れで、戦争の反省が記憶からなくなっているだけ。)

あとはどのようにしっぺ返しが来るか、この2015年を後悔する日が来ないだろうか、不安で仕方がないです。