昨日の報道ステーション 従軍看護婦さんたちの証言

おはようございます。
昨日の報道ステーションでは、衝撃的な報道がありましたね。
従軍看護婦さんたちの証言です。
昨日からそのことが頭から離れません。

ちょうどある患者さん（歴史に詳しい方）から、
舞鶴に満州からの引き揚げ船が着くと、ロシア人兵士によって妊娠させられた日本人女性の中絶手術が行われた話を聞いていたので、１日に２度も同じ話題を聞きました。

麻酔のない中での中絶手術。まったく想像もできません。
自分のせいではなく、強姦され、精神的にひどい痛みを負った中、肉体的に痛みを味わされる。
本当にこの女性の方々が何をしたというのでしょう。

戦争を始めた日本がいけないのです。
条約（大日本帝国及「ソヴイエト」社会主義共和国連邦間中立条約）の一方的な破棄については、まだ賛否があるようですし、私も専門家ではありません。
アメリカも参戦には関与していたようです。
しかし、次の５年の自動更新はしないと通告したとは言え、満了の1年前に勝手に破棄していいというものではないと思います。
極東裁判でこのことが裁かれなかったのも、勝てば官軍という印象が強いですが。

でも、アメリカ軍がしなかったひどいことをロシア人はしました。
統制を取らずに野放しになった人間の恐ろしさをロシア人の蛮行は物語っています。
心から私は怒っています。
どこに怒りをぶちけたらいいのかわかりません。
ロシアにぶつけるって、いったいどこの誰にぶつければいいのでしょう？
韓国の方の慰安婦問題を軽くは思っていません。
でも、日本人女性の受けた苦しみはどこへ行ったのでしょう？
慰安婦が強制的に被害を受けたのであれば、日本人女性も同じでしょう。
もっと問題にしましょう。

長野県は日本で最も多くの人々が満蒙開拓団で海を渡った県と聞きました。
患者様の中にも、引き揚げてきた人と聞いた方もいらっしゃいます。
ご本人は語られませんでしたが、近所の方からあの方は非常に苦労なさったと聞きました。
その方は亡くなられ、もう話を聞くことはできません。
ご本人から自主的に語るのでなくては聞いてはいけない話で、こちらから興味があるからという理由では絶対に聞けない話ですので、語られなくてよかったのでしょう。

神様はいないのでしょうか？
悪いことをしていない人がこんなに苦しめられるなんて。
ただただ私の感情はそう思います。
神様を恨んでいるのではありません。
また、「人間は神様の前に全て罪人である。」ということを忘れて言っているのでもありません。
なぜ、神様はロシア人を裁かないのでしょうか？止めなかったのでしょうか？

答えは天でしか分からない。そう思います。
戦時中本当に苦しみ、傷ついた女性、子供たちのために祈ります。
そして、この歴史は決して忘れません。
日本人が他の国を非難するときにこのことをただの事実として非難材料に使うのではなく、厳粛な思いで、断固として、彼女たちの家族のように怒りを持って訴えていただきたい。
「あんたが悪い」という喧嘩の材料として使わないでください。
それは女性たちの死が軽く扱われる気がしてしまうのです。
ただの死ではなく、苦しみ恐怖の果てのもっと重い死です。
うまく言葉では書き表せないけれど、心から思いを馳せ、できるだけ重く感じて、自分が苦しくなるほどに重苦しく受け止めたい。

私にもできることはないだろうか？と思う今朝です。