私の履歴書と遺言書

健康、趣味、家族、時事を中心とした日記ブログです。現在高血圧、尿酸値、コレステロール値、花粉症で薬を大量服用中です。

田中(小達)好子さんの遺言書より

2011年04月26日 23時18分34秒 | 遺言

 キャンディーズのスーちゃんこと田中(小達)好子さんは、故夏目(西山)雅子さんの友人であった。夏目さんの実兄である実業家の小達一雄さんとは夏目さんが亡くなった6年後に結婚した。小達さんは再々婚であるが前妻との間に女優楯真由子さんがおり、スーちゃんには実の子供はいなかったが継母となった。

 

 スーちゃんは伝説の女優夏目雅子さんの義姉となったわけだが、その夏目さんの偉大な存在はスーちゃんの遺言にまで出てくるのだから凄い。夏目さんは闘病中にも10歳下の弟小達敏昭さんにプロゴルファーの道を強く勧め本人も決心したらしい、凄い

 

 その偉大な妹を上回る凄さをスーちゃんは遺言として全国民に残してくれた

 

 人は死を覚悟すると来世で何かを必ずしたいと言えるのだろうか?死の恐怖と闘い、闘い抜いた後にやっと今までのお世話になった人に感謝の気持ちと、自分の死後の財産の指示を文書として残すのがやっとだと思う。心臓手術をする前の父もそうだったように私もそうなると思う。

 

 スーちゃんは病気の進行の辛さも、多くの日本人がそうであるように被災者の方々に比べると我慢でき、被災者の方々の方が大変であると言っているようである。本人が死に直面しているのだから凄い

 

 天国に行ってからも神様のごとく皆を守る、それが恩返しであり歌の題名にもあった微笑がえしかもしれない。天国に行っても普通の女の子に戻れないがそれがスーちゃんの役目なのかもしれない。ファンを葬儀に参加させる程、人に対する感謝の気持ちを最後まで続けたスーちゃん、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

最後にスーちゃんの遺言です。

『こんにちは 田中好子です。今日は329日、東日本大震災から2週間経ちました。被災された皆さまのことを思うと、心が破裂するような、破裂するように痛み、ただただ亡くなられ方々のご冥福をお祈りするばかりです。私も一生懸命病気と闘って来ましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。でもその時は必ず天国で被災された方のお役に立ちたいと思います。それが私の務めと思っています。

 

 今日お集まりいただいている皆さまにお礼を伝えたくて、このテープを託します。

 

 キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。幸せな、幸せな人生でした。心の底から感謝してます。特に蘭さん、美樹さんありがとう!2人が大好きでした。映画にもっと出たかった。テレビでもっと演じたかった。もっともっと女優を続けたかった。お礼の言葉をいつまでも、いつまでも皆様に伝えたいのですが…、息苦しくなってきました。

 

 いつの日か、妹夏目雅子のように支えて下さった皆様に社会に少しでも恩返しが出来るように、復活したいと思ってます。カズさん、よろしくね。その日までさようなら。


遺産相続について考える

2011年01月04日 21時53分48秒 | 遺言

 父が心臓手術直前、「もし何かあったらこの紙に書いたとおりにしてほしい!」と兄にその紙を手渡した。それは父と母が築き上げた資産を子供達にどう分けるかの遺産相続・遺言その物であった。

 金額の額に関係無く我々子供達に全額を公開し、どうするかを明確にしていることに感謝したい。そこには我々の知らない人、姉・兄・私以外の名前が無かった事も有り難い限りである。

 我が家では30代ではあまり会話に無かった私が死んだ時の話しが近々会話に出て来る。これもまもなく45歳になる加齢から、もしやの事を考える年代に入った寂しい会話である。

 妻が先に死んだ場合は殆ど残る物は無く、悲しみ・寂しさ・やるせなさばかりが残り癒される物は何も無い。私が死んだ場合はそのような気持ちになるが、保険金や会社からの退職金でお金が癒してくれる。

 前に私も妻が先に亡くなった場合は再婚は多分すると思うと話しをした事があったが、妻からも私が死んだ場合は再婚すると思うと言われている。

 彼女の将来の幸せを考えれば当然それで良いが、その相手の男性に私が稼いだお金を使われるのは許されない。私の保険金類の受取人はすべて法定相続人になっている。何とか血が繋がっている子供2人に行くよう遺言は残しておく。

 難しい・悲しい話しであるが決して今夫婦仲が悪いという事では無い、奥様方の会話で究極の話しが出るとこんな話しになってしまうようである。

 世の中には夫に先立たれ夫が残してくれた財産で再婚した夫との生活費にしている方もいるだろう。男としては複雑な話しであり、本音で言えばその財産は子供がいないなら仕方無いがいる場合は子供に分配し、新たな男性の資金で生活してほしい。若ければ若い程その気持ちは強くなる。


自分のお墓を考える

2010年09月30日 01時31分29秒 | 遺言

 持ち家も無いのに自分のお墓の事を考えるのも情けない話しではあるが、自分が死んでしまえば願いが叶えられず遺言として残して置かねばならない。

 今も40肩による頭痛が続いており外的、内的両方で不快感が続いている。いつ成人病でポックリ逝ってしまってもおかしく無い年代になったのも事実である。

 私は次男で先祖の墓には入れない。来世があるならばそこに入って昔未熟者で出来なかった孝行をして、皆と楽しく過ごしていきたい。しかし私は分家の身で自分で墓を作らなければならない。前に兄と話しをした時に私が結婚をしていなければ入れてもらえたようだ。

 我が家で墓を作った所で入るのは我等夫婦だけだ。
2人には婿養子を取る事などは絶対にさせない。財産が有るわけでも無く、家柄が良い訳でも無く2人目が女の子で生まれた時から私一代で断絶は決心している。これも運命、神様がそう決めた事だと思う。

 何年か前に子供達には「パパとママが死んだ時にはハワイの海に骨をまいてくれ」と話した事があるが、飛行機の中に骨壺を持たせるのも可哀想であるし、思い出のリゾート地で海に入る度にこの海水に両親の骨が混ざって
いると想わせるのも辛い話しでもある。

 生前お墓を見つけるとなると家と同様に妻の意向で都心を見つける事になるだろう。

 一代で終わる墓は娘達が亡くなり孫の代になればまず無縁仏になる事は確実である。将来線香を忘れず上げてもらう為には先祖(本家)の側の墓地が理想で空いている所があるならばそこを希望したい。そこからは昔から観ていた富士山が良く観える。

 もし空きが無かったら富士山が観える所に購入して欲しい。

 先祖の側の場合は親族の墓管理、富士山が観れる所の場合は無縁仏対策を考え、ちょっと高くても草が生えない作りにしておいて欲しい。


 本家の長男であろうと遠方に暮らせば先祖の墓には入らず、また世の中では少子化が進み今後無縁仏は地方、都市に関係無くどんどん増えて行くだろう。少子化対策、墓地不足対策として本家、分家に関係無く親族は一緒の墓に入れる事を考える時代なのかもしれない。