実家でのランチはやっぱりコレ。
サマーキャンプのバイキングでたっぷり太ったのに、やせる暇がない…。
ビールもお肉も進む進む。
いっくんはと言うと…。
何と、男集に混じって海にくりだしてしまったのだ!
おじいちゃんは徹夜で魚をつり、伴侶は竿を握ったまま船をこぎ、いっくんはと言うと、9時前には「眠い…」と船底に入って眠り始めてしまったらしい。
釣ったのは、朝ちょっとだけだと言うのだから、何をしに行ったのかはよく判らない。
男集に混じって船でおにぎりを食べたりするだけでも十分楽しかったかもしれない。
真っ暗な夜の海は、怖かっただろうか、それともワクワクしただろうか。
小さな6歳のいっくんの目に、広い暗闇はどう映っただろう。
出来るだけ足に負担をかけたくないこいちゃんを重機を移動する台車に乗せて一緒に散歩に出かける。
バッタを追いかけて二人ではしゃぎ、ブランコに乗って靴飛ばし。
私といっくんでこいちゃんが乗った重い台車をひぃひぃ言いながら引っ張って、キモチだけダイエット…。
沢山残っていた線香花火をこいちゃんも貰って、内心「やっぱり二人がいいな…」と思っているのではないだろうか?
子供たちは毎日玩具やお菓子を買ってもらい、伴侶は二日も魚釣りに出た。
地元で行われたお祭りにも参加し、夜遅くまで踊った。
楽しい毎日はあっという間に過ぎ、「え!?もうお盆終わり!?」と言う感じである。
たっぷり実家を楽しんで、後ろ髪引かれる思いで自宅に帰ってきた。
ところで、このたびあろうことかこいちゃんは松葉杖を玄関におきっぱなしにして実家に向かってしまっていた。
気を利かせてくれた友人がわざわざ玄関に移動しておいてくれていなかったら、今頃捕られていたか、弁償しなければいけないほど野ざらしになっていたことだろう。
全く友人には感謝感激である。
こいちゃんがこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
病院で借りたものより軽くて持ち運びしやすく、勿論強度も申し分ない。
全て廃材を利用して、数十分で作ってくれたらしい。
帰ってきてから行った病院でレントゲンのOKが出てサポーターになることが出来たこいちゃんであったが、
「この杖は捨てないでね」と言うので保管しておくことにした。
杖を片付けながら
「おじいちゃんはこいちゃんが大好きで、とっても大事なんだよ。だからこんなものが作れるんだね」と言うとこいちゃんは泣いた。
おじいちゃんの思いがヒシヒシ伝わって感動したのだろう。
今年のお盆も、沢山楽しんで感動した。
気の狂いそうな暑さと、子供の喧嘩が耐えない夏休み。
やっぱりオアシスは必要なのである。