台風一家

渋柿ロシアンルーレット

母が渋柿を自分で食べられるように処理した、と言って送って来てくれた。
私は作り方をさっぱり知らないのだが、アルコールを使って渋柿の渋を取ると食べられるようになるらしい。
「へー!これはすごい」とスキルの上がった母の渋柿に感心しながら口に運ぶ…と。
お!甘くておいしい、これは嬉しいな。
と、機嫌よく食べていたら、数個目に突然の、しっぶーーーーーい!!!
思わず口から吐き出し、何度もうがいをするが渋さが粘膜から抜けて行かない。
それはもう、形容しがたい渋さで悶絶…。
ナニコレ、どゆこと。

思わず母に「渋いんだけど!」(キレ気味)と連絡すると
「本当だねぇ、今回ちょっと失敗したみたい~」とトホホな返答が。
袋の中には十数個の渋柿が残されたままだが、これをすべて捨てると言うのは想像を絶する勿体なさ。
渋い、時々甘い…。
ううう…こうなったら自分の舌で渋いかどうかを確かめながら消費していくしかない…。

① 渋柿がばらけて別の個体と混ざらないように皿に盛り付ける。
② 伴侶とじゃんけんをし、負けた方が一個選んで食べる。
③ 渋ければ失敗、そのグループはごめんなさいする。甘ければセーフそのグループは全て食べられる。
④ またじゃんけんをして、別のグループのピースを食べる…。
 
と、こんな感じで数日かけて食べ進め、すべての渋柿をクリアした。
上手に作れればこんなに美味しい柿はないのかもしれないが、渋が抜けていない柿のあまりのまずさに、ショックがしばらく抜けなかった私達。
何とか夫婦で乗り切った…。
 
いやもう、渋い渋柿は食べたくない…。


 
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