吹奏楽で入学式の演奏に選ばれたこいちゃんは大変上機嫌。
ピアノを習っていてよかったとこれほどまでに思ったことはない、ともらし、音譜が読めるありがたさを痛感しているらしいこいちゃんである。
練習は大変だが、普段なら生徒は見ることの出来ない弟の入学式が堂々と見られることに一種プレミアムな感覚を抱いたらしい。
さておき、当のいっくんは大変である。
伴侶に手伝ってもらい普段つけないネクタイやベルトに大苦戦。
なれないスーツのパンツにシャツを入れるのすら難しそう。
正装サボりすぎ。
ベストをきてスーツを羽織ると、ぎこちなくて小さなお父さんの出来上がり。
生憎の雨で足元も悪い。
これにローファーを合わせるのだから、こけてしまわないか心配になる。
到着すると楽器を持って待機していたこいちゃんが嬉しそうに寄ってきた。
私のリクエストに楽器を持ってポーズを取ってくれるところなどは、反抗期とは言えまだまだかわいい。
新入生の入場が始まり、ニコニコのいっくんが入ってくる。
いっくんが席に着くと、なんと吹奏楽は真ん前ではないか。
お互いを見つけてにやける二人が、遠めに見ていても面白く、私と伴侶もニタニタである。
沢山のありがたいお言葉をもらい、吹奏楽の演奏も実に良くて、幸せな気持ちで式を終えた。
教室に向かうと、山のような教科書をもらい、傍らで埋もれそうに座っているいっくんを最前列で発見。
この量を一年かけて勉強するのか…。
こいちゃんのときもそうだが、ものすごい勉強量である。
とうとう二人とも中学生。
あっという間に経過した親子の時間。
べったりな日々が終わって、子供達は離れていこうとしている。
私が介入できない事も沢山あるだろう。
寂しいけれど大切な成長を、これからの時間は先生にお任せして、私はひたすら笑顔で応援してあげたいものである。
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