全身蚊にかまれ、大変な事になっていた。
昼間に布団を干したときに窓を開け放していたので蚊取り線香を焚いたのだが、不十分だったらしい。
他の3人は全くかまれていないのに、こいちゃんばかり集中攻撃なのは、秀でて美味しいのだろうか。
顔もかまれていて、目の上も結構腫れていた。
全身くまなく薬を塗り、幼稚園に行かせた。
そして、今朝、起きてきたこいちゃんの顔を見てまたびっくり。
右目が赤く腫れ、左目の半分ほどしか開いていない。
よくよく見てみると虫さされにあるはずの痕がなく、右目全体がはれぼったい。
触っても痛くも痒くもないらしいが、目ヤニも出ているのが明らかにおかしいので「プールも近いし、流行病だったら困る」と、幼稚園を遅刻して、病院に連れて行くことにした。
初めはびくびくしていたこいちゃんも先生が女医さんだったため、一気に安心し、「痛くないんだけどねぇ~、腫れてねぇ~」と、なれなれしい口調で病状を伝えていた。
結果は想像通り「めばちこ」。
先生に流行病でないかと確認すると幼稚園に行っても大丈夫です、とのことだったので、抗生剤の塗り薬を貰って帰ってきてすぐ、幼稚園に連れて行くことにした。
休みだと思っていたこいちゃんはお昼ご飯をうちで食べたい、と泣きべそになったが、献立表を出し、「今日は、ベーコンと野菜のチャーハンだねぇ、あ!サツマイモの天ぷらだってさ。こいちゃん好きだよねぇ~、(あまり好きでないボイルキャベツは伏せておく)三度豆ピーナッツ和えかぁ、ピーナッツって美味しいよね。わぁ、デザートはオレンジだよ!」などと大げさに話すうちにすっかりのせられて、玄関でいそいそと靴を履いていた。
気が変わらないうちに、と大慌てで服を着させて車に乗り込んだせいで、今日が体操服で登園する「体操の日」であることをすっかり失念していた。
車を走らせ10分ほどで幼稚園に着き、園庭で並ぶ体操服の園児達を見たときには思わず「あ”~っ!!」叫んでしまった。
幸いにも午前中で年少組の体操時間は終わっていたので、制服でも問題ないとのことでそのままこいちゃんをお願いして帰宅したが、こいちゃんには悪いことをした…
しかし、帰宅したこいちゃんは体操服の子供達の中一人だけ制服であったが、意にも介さずと言った表情で、晴れ晴れとバスを降りてきた。
きっと服装の違いなどでへこたれることもなく、今日も沢山遊んで楽しく過ごすことが出来たのだろう。
抗生剤はすばらしく効いていて、こいちゃんの目の腫れはほとんど判らなくなっていた。
おやつを食べながらこいちゃんが「幼稚園は遊ばせてくれる所なんだね、ディズニーランドみたいなもんなんだわ」と言った。
今日一体何があったのか知る由もないが、またこいちゃんの中の常識をうち破る楽しいことでもあったらしい。
どんな一日を過ごしたのか、ビデオカメラでも設置して見てみたいものだ。
最新の画像もっと見る
最近の「子供 育児 学校行事」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事