我が家に来てからすぐ、どこに行きたいかの質問に「ラーメンミュージアム」と答えていた。
すぐさま予約したが、取れたのは三ヶ月後の1月だった。
大変な人気である。
そして年が明け、ようやくこの日がやってきた。

立て札発見。
いよいよだねぇ、とテンションは上がる。
一人を除いて…。
いっくん、車の中で爆睡である。

日本が世界に誇る安藤百福。

手を洗い、説明を聞く一同。
イエレも真剣そのものである。

粉に水を加え、伸ばし棒を押し付けて伸ばしてゆく。
本当にイチから作るんだ!すごい…。
もちろん粉の説明もきっちりとしてくれて、わかりやすい。

プレス機で伸ばす工程がまた楽しい。
何度も何度も厚みを変えながら少しづつ薄くしてゆくのだ。

細切りをすると一気に麺らしくなった。
切れるんじゃないか、くっつくんじゃないか、戦々恐々の私達に、プロのスタッフさんが慣れた手付きで教えてくれる。
やっぱりプロってすごく頼もしい。
ちゃんと番号が入ったかごに入れられ、蒸す工程は別の作業場で一括で行われる。

蒸された麺は、そのままで食べても美味しそうに見えるんだけど?
ここからまだチキンラーメンにしてゆく工程があるらしい。
チキンラーメンのエキスをかけて麺に染み込ませ、ムラがないようにしっかり手でほぐしながら味付けする。
これも熱いうちに行わなければならないので、焦った。

再び麺をお渡しして、油で揚げる工程もプロにおまかせ。

油に浸かった麺から勢いよく泡がたちのぼる。
迫力。

こんがりと揚がった。
すっかり水分が抜けてカリカリである。
こんなふうに作るんだ〜。

周りにいい匂いが立ち込めるとなんだかお腹が空いてきた。

さて、麺が私達の手元に届くまでの間に、私達は袋の絵を書く。
ひよこちゃん、意外と難しい。
キティちゃんみたいに、独特のバランスがあるもんである。

皆一生懸命カキカキ。
イエレも上手に書けていたと思うが、恥ずかしかったのかさっさと隠してしまった。

お借りしたエプロンとバンダナ。
バンダナはプレゼントにもらえる。
こんな可愛いバンダナ、記念になる〜。

お腹が空いた私達。
男の子たちはすでに車内でチキンラーメンを開けてボリボリ…。
お湯を入れなくてもすごく美味しいんだと。

スタンダードに食べる私達は、帰宅してからチキンラーメンを卵とともに。
ちゃんと卵ポケットに卵をインして、丁寧にお湯をかけて頂いた。
じっくり説明を聞いて手作業で作ると有り難みがわかる。
いつもより数倍美味しく感じるチキンラーメンなのであった。