台風一家

残された時間

昨晩は週に一回のテレフォンイングリッシュの日であった。
真面目に語学に取り組むこいちゃんは幼稚園に入る前からやっていた英語を頑張り抜き、まんまとモノにした。
ディズニーの英語教育に加えて高校の英語が相乗効果となり、テレフォンイングリッシュでは私の知らない単語や文法が飛び出す。
もう私では訳せない。

それに比べて…比べてはいけないけれど、すっかりグレたいっくんはここ一年はテレフォンイングリッシュに参加していない。
きっと英語も相当忘れているだろうと思われるが、本人はいまだに喋れると思っているらしい。
その自信はどこからくるのか?

さて、とにかくこの日はこいちゃんが家を出るまでの貴重なテレフォンイングリッシュだったわけである。
週一回しかレッスンは受けられないので、この日を消化して、残すところあと一回になったわけである。
こいちゃんが「いっくんはやらないから、もうディズニーも退会だねぇ」と言った。
そうだなー、と相槌を打っていたのだが、変なスイッチが入ってしまったのか涙が止まらなくなった。

日本語より先に英語が出てしまうほど分け隔てなく言葉を吸収するような赤ちゃんの頃から沢山触れてきたディズニーともお別れかと思うと、泣けて泣けて…。
ひたすら可愛かったこいちゃんといっくんを連れて必死で参加したイベントも、忘れ難い思い出である。

いつかは全て終わる。
楽しかった思い出も、辛かったことも。
分かってはいるけど、とにかく寂しくて。
こいちゃんと肩を抱き合って泣いた。
こいちゃんが遠くに行ってしまうことを悲しんではいけない。
こいちゃんはさくらちゃんの寿命も心配している。
「私が家を出ている間に死んだらどうしよう!!」
家にいる私より、出ていくこいちゃんのほうがうんと心配なはず…。

と思いつつ、分かっているけれど、可愛かった赤ちゃん時代が思い出されてブサイクな顔で泣き続けた母である。
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