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レミゼラブル 恋愛編 コゼット2

2019-08-24 11:03:00 | ミュージカル

さあ、ついに大人になったコゼットが登場です

バルジャンとともに街に出ていたコゼットがマリウスとぶつかり、一目惚れをするシーン。
(マリウス編で解説した通り)
(ちなみに映画版ではぶつからず
目があうだけ)

映画のコゼットはアマンダ・セイフライドが演じていますが
(マンマ・ミーアの主人公を演じた方)
もうめちゃくちゃ可愛い。綺麗。

舞台版でも他の方に比べて若い役者さんが多いのでもう目の保養です。
最近でいうと乃木坂46の
生田絵梨花さんも演じていますね
私も一度博多座で見たんですが、
尋常じゃないくらい可愛い
目がクリクリで華奢で、声も可憐。
マリウスが一目惚れして当然です。
もちろん歌の上手い方は他にもたくさんいますが、コゼットのあの可愛さ、箱入り娘感は最高にぴったりでした。

実は、幼少期を除くとコゼットにはソロ曲がないんです。
そこも彼女の影が薄くなってしまう要因だと思うんですが、、でも、『プリュメ街』の前半に見せ場があります。
長くはないですが、コゼットの歌唱シーンといえばここですね。
とても美しい旋律の曲ですが、
このあと続くマリウスとのデュエットも含め全体的にずっと高音なので歌うのが大変。。

家に帰ったコゼットが、
マリウスを思い出すシーン。

 不思議ね 
   私の人生が始まったそんな感じ
 恋に落ちたからなの
 どうしたのよコゼット 独りでいたから
 知らないこと 多すぎたわ
 いつも何か探してた私の人生
 いつも遠くから私呼んでる声があるの
 そして遥かな世界の歌は
   私を待つのでしょうか
 彼は知っているのかしら
 彼は同じ思いかしら
 そうよ 私はもう独りじゃない
 どうぞ 見つけ出して


初めて恋に触れた喜びにあふれた可愛い歌ですよね。そして、そこに父バルジャンが入って来ます
(まさか娘が恋をしているとは知らない)
 
 お前寂しい子よ いつも悲しそうだ
 私にできることなら満たしたいけど
 家族はただ一人 私だけだから

 何も知らず聞いていない 
   昔どんな子供なのか
 何も言わず秘密なのね 
   どうしていつも二人だけなの
 ああ暗いわ 暗い秘密
 いつも満たされてたあなたに愛されて
 だけどねえパパ 
   あなたには森の中の迷い子?
 おやめ この世にはあるのだ
 聞かず そして言わない言葉が

 お願い話してよ 過去の真実全て
 もう大人よ

 やがて 時が来て教えるだろう 神が

前半と打って変わって、思春期の娘とパパの会話といった感じですね
コゼットは、バルジャンが本当の父ではないことを理解しているはずです。

「あなたには森の中の迷い子?」と歌っていますしね。
けれど、バルジャンが逃げる生活をしている理由は知らず彼の半生も知らされていません。
更にいえばこの時バルジャンは名前を捨て、身を隠しているためジャン・バルジャンという本名すら知らないのです。

愛される暮らしに感謝する反面、
好奇心旺盛なコゼットにとって
秘密を話してもらえず、
外の世界も見れない暮らしというのは
結構しんどかったでしょうね。

マリウスと出会い恋に落ちたことで余計に外の世界への憧れが膨らんだところもあると思います。

海外公演なんか見てると
「お願い話してよ〜」のシーンで、
結構荒ぶるコゼットがいて驚きます。
ほぼ怒鳴ってるじゃん、みたいな笑
完全に親子喧嘩、笑
日本版と映画版は結構控えめながら強い意志も感じます。

コゼットの成長過程を見るシーンがない分
彼女が決して苦労知らずのお嬢様じゃないんだぞ、みたいなことがわかる大事な場面ですね。

そしてこのシーンに続いてマリウス編で紹介した『心は愛に溢れて』が流れ、
超ピュアな二人のロマンスムードに戻ります。

次にコゼットが中心になるシーンはなんと革命終了後…
心身共に傷を負ったマリウスを支える
というシーンです。
『カフェ・ソング』(革命編2参照)
の次に歌われます

『心は愛に溢れて リプライズ』

 足取りも確かね 今は治りはじめたわ
 不思議だ僕をここへ 
   誰が運び入れたのか
 そのことはマリウス 考えないで
 私は毎日 あなたの側にいる
 忘れない あの夜のこと あの夜の誓い
 溢れる愛 二人の夜 誓いは真実

 コゼット コゼット…
 名前も知らずに
 あなたに我を忘れ

この曲、今の舞台版とは少し歌詞が違う気がしますが見つけられませんでした、、

ちなみに、マリウスを運び入れたのはバルジャンですがこの事実はのちに明らかになります。

弱っていたマリウスが、
コゼットの言葉に励まされ
自分を取り戻していきます。

そして、二人を見守るバルジャンが
歌に加わります。
中盤の『心は愛に溢れて』でいうエポニーヌの立場になっていますが、まだ紹介してなかったのでエポニーヌ編をお楽しみ

ここから三人の声が重なり合って
聞き取りづらかったので(?)は
わかりませんでした…

分かりにくいので、まずはコゼットとマリウスのパートを書きます。

コゼット:ピンク マリウス:緑 
2人:赤

 溢れる愛
 私を見て
 僕はマリウス・ポンメルシー
 コゼットです
 (?)
 近づく 君が 
 呼んだ
 夢ではない
 夢ではない(わ)

2人が互いの名を入れ替えて歌い、
あの夜の想い出を辿っていきます。
コゼットが彼をリードして歌う姿に
頼もしさを感じる場面です。

続いてバルジャンのパート。
裏メロですね。

   俺のものじゃない 若くて自由
   (?)全て運命
   溢れる愛
   お前にやろう

俺のものじゃない、という歌詞に結構
違和感があったんですが、
原詞を読むと"私の本当の娘ではないのだ"
というニュアンスでした。
そっちの方がしっくりきますね。

ちなみに、
映画では司教も歌に参加しています。
(バルジャンを助けた司教)

舞台では最初にしか出てこない司教様、
映画でコルムウィルキンソンが演じており、こちらは割と出番があります。

(コルムウィルキンソンは舞台で初演時のジャン・バルジャンを演じた伝説の人と言われており、映画では友情出演のような形で出ています)

司教が「おかえりなさい」と歌い、
4人の美しいハーモニーが響く曲に仕上がっていて、こちらも好きです
(でも尺が短い)


愛し合う2人をみて、コゼットが自分の元から旅立っていくと感じたバルジャンは、
彼女の元から姿を消すことを決意します。

自分の過去をマリウスだけに話したバルジャンはコゼットの元を去ります。

コゼットは困惑し落ち込みますが
そんな彼女を今度はマリウスが支え、
やがて2人は結婚式を挙げます

純白のドレスに身を包むコゼットの
美しさ、やばいです。。

コゼットはその後再びバルジャンと再会しますが、彼にはもう死期が迫っていました

自らの死を悟り、遺書を託すバルジャン。そんな彼の姿に、死なないでと泣きながらすがりつくコゼットのシーンは、2人が本物の親子になっていることを感じ泣かずにいられません。

バルジャンが亡くなり、コゼットは泣き崩れますが、彼女をマリウスがそっと抱きしめます。

そのままラストシーンに突入し、
コゼットとマリウスは最後まで舞台中央で寄り添って終わるんです。

革命で亡くなった学生やエポニーヌ、
ファンティーヌも舞台に集まり
全員で『民衆の歌』(リプライズ)
歌う中、真ん中でライトに照らされて
未来を見据えるマリウスとコゼット

まさにレ・ミゼラブルの「光」であり
「希望」であり、「未来」なんだなと
最後まで感じさせます。

コゼットというキャラクターは
革命、正義と悪といったテーマから
隔離されています。
その分出番は多くありませんが、
レ・ミゼラブルを支えるヒロインだなと
見る度に感じています


次回はエポニーヌ!!!
大好きなキャラクターです、わくわく。


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