ベビーバス卒業

　月曜日に区の助産婦さんが家庭訪問にやって来て、雪菜の成長具合や家庭状況を確認して行った。嫁は、「雪菜がオッパイの量に満足していないんじゃないか」、「ウンコが黒くなることがあった」等の質問をしたようだが、オッパイの量に関してはウンコをよくするし、活発に動くのでスグにおなかがすいてしまうとのことだった。また、黒いウンコの原因は乳首が切れて血も一緒に吸っていたせいらしい。体が小さいから少しの変化でもスグに影響してしまうんだなぁ。体重、身長に関しては問題ないようだが、特に身長が大きいらしい。
　今回は風呂の入れ方を指摘された。今まではベビーバスに入れて洗っていたのだが、もう体が大きくなっているので、狭くて脇の下や間接部分がチャンと洗えないらしい。っで、火曜日の夜からは普通のお風呂に一緒に入って洗うことになったのだ。

　ベビーバスの頃は、嫁が洗ってオレが補助をしていた。オレが洗おうとすると、ベビーバスが小さくて、中で腕を動かし辛いのだ。ソウコウしているうちに雪菜がノボセてしまう・・・っと言うのは、言い訳で、ホントはお風呂に入れるのはチョッと苦手。何でか分からないケド、「壊しちゃいそう」っていう不安が有るからだろうか。あやして寝かせたりするのは得意なんだが・・・。でも、大きいお風呂ではそんな言い訳も言えず、結局オレが入れることになった。
　まず、オレが先に入り、洗い終わった後、嫁に雪菜を連れてきてもらい一緒に湯船に入る。オレの不安な気持ちが雪菜にも伝わるのか、両手をギュッと握り締めて緊張している様子だ。湯船で暖めた後、洗い場に出して洗うのだが、初めてで怖いのか、それとも寒いのか、ワンワン泣く。ところが、石鹸の泡を流すためにお湯をかけると機嫌が良くなる。ホントに水は好きなようだ。

　最後にもう一度湯船で暖まって終わりなのだが、オレと湯船に入るのは相当不安なようだ。泣きはしないが、子泣きジジイみたいな顔をしている。まぁ、何回かヤッていけばお互いになれて、リラックスしてバスタイムを楽しめるようになるだろう・・・なるとイイなぁ。