小さい頃、オモチャの換わりにダンボールや方眼紙を与えられていた。「欲しいものは自分で造れ。」という親の教育方針だ。だから、クルマや戦闘機、ヘリコプター、はたまたオママゴトセットまで、紙とガムテープを駆使し、自分で造って遊んでいた。オカゲでモノを造る楽しさを知ったが、逆にモノを大切にしなくなった。モノが出来上がるまでは物凄くワクワクするのだが、完成してしまうと飽きてしまい、また次のモノを造りたくなる。もはやモノが欲しいのでは無く、モノを造るという行為が目的になってしまったのだ。
コンピュータを自作したり、クルマをイジったりするのも、まさしく小さい頃のダンボール遊びの延長だろう。そんな「モノ造りたい症候群」の発作がお正月休み中に出た。きっと、普段は仕事の「作業」のオカゲで「モノ造りたい」という衝動が抑えられているんだろう。それが休みになって、今年はスキーにも行かず、家で雪菜の相手をしているだけだったので、無性に「手」を使いたくなったんだと思う。
で、1月2日の夜、ホームセンターに材料を買いに行き、「モノ造り」を始めてしまった。ギャランに電圧計を取り付ける為のメーターパネルを自作したのだ。
大した作業ではなかったが、2日間、時間を忘れて一心不乱に金属加工や車体への取り付け作業を行い、久しぶりにモノ造りのワクワク感が味わえた。コレが実に癖になり、さっきも書いたが完成すると次にとりかかりたくなる。
同じ「造る」でもホームページやブログといった電子情報の「工作」ではこういうワクワク感は味わえない。電子情報の「工作」は、自由度に限界が有り、与えられた制約の中でしか成り立たない。だから想像もしなったモノが出来上がるということはまずない。それに、失敗しても簡単に修復できるし、複製もできる。
でも、現実のモノはそうは行かない。自分の手で造るわけだから、1度失敗したら簡単には修復できないが、その失敗が想像を絶する名作のキッカケになることもある。だから現実のモノ造りっていうのは面白いのだ。
さて、既に次のモノ造り計画が発動している。今度は・・・、ギャランのフロントエアデフューザーだ。フロントリップスポイラーの下面にアルミ板を貼り付けて空気の整流をさせる。ギャラン用のフロントリップスポイラーは出回っていないので、Yahooオークションで落札した81マークⅡ用を流用する。現在、コレの到着待ちだ。さぁ~て、また忙しくなるぞぉ~!
↑9,800円で落札した81マークⅡ用Fリップスポ。ギャランに付くのかぁ?