ちびたのつめとぎ

夜を過ごす



書けない、読めない。


そんな夜は。


私は『感じる』ことにする。


深呼吸して、息を吸って吐いて。


きれいになっていく、胸の辺りを意識する。


足の間で、ちびたが眠る。


その重みを、愛のありかを確かめる。


ぼんやりと空中をみつめ。


流れていく時間をいとおしむ。


トンタンとリズムをとる、雨音に囲まれ、それでも今日はにぎやかだ。


たまには、こうして夜を過ごす。


整えていく。


だんだん、書くことも読むことも恋しくなってくる。


明日に続く夜を過ごす。




のんのん



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