今日も過ごしやすい一日でしたね
朝から二件のご見学のお客様が見えました
結果 ブリの仔猫さんとアメショーの仮名「ブヒブヒ」ちゃんをそれぞれ決めていかれました
お引渡しまで何事もなく しっかりと健康観察 頑張ります
ところで 気まぐれに 目が開き カラーもほんのりと出てきた ラグドールの赤ちゃんを撮影したくなり
リビングへ持ち込み 窓越しに撮影と。。。思いきや
ベッドにポツンと二頭の まだ ホヤホヤな赤ちゃんです
とても不安なのか「みゃぁみゃぁ」鳴いているのです
そこへ 我が家長老の「あんず」さんがやってきて
ベッドにそっと入り込み 其の後 赤ちゃんはピタッと鳴き止み あんずさんが ペロペロと仔猫をなめてくれたのです
あんずは 先月 乳がんがかなり大きくぶら下がるようになってしまい おっぱいを ごっそりと取るオペをしました
日帰りにて 帰ったその日から 陰部より匂いのあるおりもの。。。
もしや 子宮蓄膿?と疑いながら 掛かりつけはGWにて 連休休診
段々に食欲は無くなり、隅っこで寝るようになり、なおかつ酷い脱水にて 毛はぼそぼそ
なので、近くのもう一つのちょい掛かりつけに駆け込んだら 「予断を許さない子宮蓄膿症」でした
二週連続で麻酔をかけたオペをしました
先生は オペは済んでも 麻酔から覚醒しないのではないかと思っていたそうです
その晩10時に院長先生からお電話があり そうおっしゃっておりました
このこは生命力がある子なんですね~と。 貧血がかなり酷かったらしく 内心 先生ももしや?なんてこと考えていたのでしょうね
私は このお仕事を初めて二十年は過ぎてます
途中から「ねこやあんず」と 一風へ~~んな キャッテリー^ネームになりました
色々猫を集めていたころまず初めの頃にやってきたのがあんずさんでした
強そうな顔 黒々としたタビーで、めちゃくちゃ可愛い仔猫でした
決して ショータイプでもなく あくまでも「普通ちゃん」なアメショーですが。
今も昔も変わらず いるかいないかと言えば あまり存在感はないのですが 決して迷惑(悪戯や喧嘩)をかけずに 食べたいときに食べ、寝たい時に寝て
あんず~~と呼べばどこからともなく必ずやってきて甘えて また寝るの 毎日です
以前からずっと ほかの仔が赤ちゃん生んでいると 自分の産箱へ ぜ~~~んぶ加えて運んで 面倒見てしまうほど とてもとても子育てが大好きなママさんだったのです
ネコって赤ちゃんを産むと気が経って ほかのお母さんと大喧嘩になるくらい修羅場になりますが
あんずさんは まったく違い 静かに穏やかに ひたすら赤ちゃんを 丸くなって抱き、横になっておっぱいを上げ続けます
献身的で慈愛に満ちていて それをまるごと ひっくるめた 意味を込めて「ねこやあんず」と今でも 称しているわけです
変な名前と思われれている方は多々いらっしゃるでしょうが 横文字で やんわりとした キャッテリーネームとか かっこいーけどね~
こんなところから 来ていたので~~す
そしてそして 今日の出来事
おっぱいも無く 赤ちゃんが宿る子宮もありません ついおととい抜糸したばかりで傷口もまだウズウズするでしょうに。。。 あんずさんは 鳴いて不安がる赤ちゃんのところへ
そっと入って丸くなりおっぱいをあげるような恰好をして おしっこを始末したりしていたのです
見つめていたら そんなあんずの 行動が 純粋で穏やかで自然で優しくて。。。涙が溢れそうになりました
原点はここにあるのです
なかなか 近づけませんが そんなココロをいつまでも忘れないように ふと 考えさせられる 出来事だったのです
あんずさん当年とって 11才 まだまだ偉大なお母さん
見習ってまだまだ 頑張らないとね~