人生はよく舞台に例えられますが、実はほぼ同じものです。違いはありません。
演技を磨いていけば磨いていくほど、人生のからくりも解けていきます。
そんな私は以前、役者を目指していました。
そしてその後スピリチュアルと出会い、人生、人間、心、魂、本当の自分などの真実を知り、過去受けていたさまざまな演技力向上メソッドの真意も同時に理解しました。
その私が言えるのは、
舞台と人生はほとんど同じもので、その人生と舞台において最も大切なのは、
『愛』と『遊び心(楽しむ)』です。
それらがあれば他は何もいりません。
ゆっくり解説していきます。
まず、舞台や演技というものはどんなものも、『そういう体(てい)』で取り組むものです。
例えばロミオとジュリエットなら、、、
あなたは佐藤だけど『ロミオ』という役。
わたしは田中だけど『ジュリエット』という役をやるわ。
時代は、今は2015年だけど14世紀頃で、ここは渋谷だけどイタリアね。
まあ、『そういう体』でよろしくね。
といった感じです。
そして二人の心の許可が下りて初めてそれが成り立ちます。初めは少し恥ずかしいかも知れませんが、次第に慣れていくでしょう。
このように、ロミオとジュリエット本人でないのに、時代もその時代でないのに、場所もイタリアでないのに、暗黙の了解的に二人が許可を出せば、それが成り立ってしまうのです。
そしてお客さんである我々も、演者を、
『あの人はロミオだろう』
『あの人はジュリエットだろう』
『時代はちょっと昔だな』
『場所はヨーロッパだな』
と『そういう体』であること認め、そのように観ます。
そうすることによって舞台が成り立っています。
とまあ、、書かずともおわかりになるかと思いますが、要するに、舞台や演技は『嘘』で成り立っています。
その場にいる人たちの暗黙の了解成り立っています。
実は人生もそうで、
例えば月日や時間が解りやすいでしょう。
我々が、
『明日を10月1日としよう』
『今を20時としよう』
『今日を誕生日としよう』
という決め事があるからその日になっているのです。
元々地球にはそんなものは存在せず、我々がそのように名前をつけたのです。
本当は明日なんて、地球にとっては名前のないただの1日なんです。(そもそも明日すら存在しませんが)
つまり、
『時間があるっていう体で皆よろしくね』
という暗黙の了解でこの世は成り立っているのです。
会社も、我々が会社と認めているから、会社が成り立っています。
もし自分1人を残して周りが言葉のない世界になれば、たちまち社員証の意味はなくなり、あなたを会社員であると証明できなくなります。
我々が「ある」と認めているから、全ては成り立っています。
舞台上で、銃を打つ素振りを見せ、相手役が倒れれば、我々観客は銃を打ったと思います。
実際に銃なんて持っていないのに我々が認めるから、そこにあることなり、銃を打ったことになります。
『そういう体』なんです。
『銃を打った体』
『会社がある体』
『時間がある体』
舞台も、人生も、『あるという体』の暗黙の了解で動いています。
従って、舞台と人生は変わりはありません。
つづく
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