”ホネホネボーン”とは、骨の形をした犬用のガムのことです。
なぜ、そう呼ぶようになったのかは、自分でもよく分かりません。
語感が良いというか何というか、まあ・・・そう呼んでいるのです。
「”ホネホネボーン”って ”ほねほねほね”ってことでしょ」
「あたまわるすぎます。」
彼女はとても冷ややかです。
ハイ、そうです。スミマセンでしたね
コナは、”ホネホネボーン”を必死にかじっています。
でも、本当はそんなに好きではないようです。
ひまつぶしというか、場つなぎというか、他にやることがないときに
かじっているだけなのです。
その証拠に、他に興味がでてくると、その辺に捨てたままほったらかしです。
おかげで、かじりかけの”ホネホネボーン”は、いつも違った場所から発見される
わけです。
それでも、コナの目の前に落ちている”ホネホネボーン”取りあげようとすると
「ガルゥなにすんのー、とらないでよねっ」
と鼻をヒクヒクさせながら、警戒するのです。
目つきは、まさに臨戦態勢 おー怖っ、怖っ。。。
はい、はいわかりました。どうぞ、思う存分お召し上がりください。
と、いつ噛み付き攻撃に出かねないコナを横目に、その場から退散するのでした。