今回は国家公務員総合職試験(大卒)2次試験の政策論文試験について書いていきます。
政策論文試験の内容
問題用紙に記載されている資料3つ(日本語2つ、英語1つ)を参考にして、設問に論文形式で回答する。
解答用紙には1800字前後書くことができ、8割以上は埋めた方がいいでしょう。
試験時間は2時間。
10点満点で2人が5点満点の採点をし、その合計点が得点になるといわれています。
平均点は大体6点です。
政策論文試験の対策
政策論文試験への対策として挙げられるのは主に次の3つです。
・時事についての知識を身につける
・論文の書き方を覚える
・字を丁寧に書けるようにする
①時事についての知識を身につける
これは基礎能力試験の時事問題対策と両立できると思います。
「速攻の時事」という本をひととおり読んでおきましょう。
細かい数字は暗記する必要はない(というか普通覚えられない)ですが、概算の数字は覚えておいて損はないと思います。
1段落目に設問の現状や背景などを資料外の情報から文章を書く際に役立ちます。
②論文の書き方を覚える
政策論文試験は高得点は狙いにくく、過去の点数分布においても標準偏差が小さいことから、平均点前後(つまり6点前後)の点数を取る人が多い試験です。
これから説明する書き方で書けば、大怪我はしないはずです。
(自分はこれから説明する書き方で書いて、満点をとることができました)
実際に過去問を用いて、政策論文の書き方に慣れましょう!
1.段落構成を考える
5段落構成
1段落目(240-300字程度)
設問に対する現状、背景+「これから、(設問の内容)について、(2段落目の内容の小見出し)、(3段落目の内容の小見出し)、(4段落目の小見出し))について述べていく」といった論文全体の構成の説明
2段落目(320-400字程度)
資料①を踏まえた設問に対する回答+具体例最低1つ(2つ以上が望ましい)
3段落目(320-400字程度)
資料②を踏まえた設問に対する回答+具体例最低1つ(2つ以上が望ましい)
4段落目(320-400字程度)
資料③を踏まえた設問に対する回答+具体例最低1つ(2つ以上が望ましい)
5段落目(240-300字程度)
全体のまとめ、今後の展望など
論文を書き始める前に以上の内容を箇条書きで書いておきましょう。
なにもせず論文を書き始めるのは、文章量が段落ごとに偏ったり、構成がちぐはぐになったりと読みにくい論文を書く原因なってしまいます!
2.論文を書く
少なくとも1800字前後の8割(1500字程度)は書くべきですが、自分がこの字数を書くのにどの程度時間がかかるかも把握しておくべきでしょう。
3.見直す
誤字脱字がないか確かめる。
自分は30分で構成を考え、1時間で論文を書き、30分で見直すという時間配分で取り組んでいました。
③字を丁寧に書けるようにする
字が汚い人はとにかく丁寧に書くことを心がけましょう。
政策論文では限られた時間内で多くの文字数を書かなければなりません。
丁寧な字で1500-1800字を書くのにどれだけ時間がかかるのかについては試験までに確かめておきましょう。
対策スケジュール
1次試験前
(基礎能力試験対策と合わせて)時事対策
1次試験後
同上
2次試験1週間前
毎日1つ論文を書き、2時間以内に政策論文を書くことに慣れる
自分は7,8年分の過去問を解きましたが、ひとまず5年分解けば、自分の論文の書き方や時間配分といったものが身につくのではないかと思います。
政策論文試験についてはここまでです。
次は面接試験について書きたいと思います。
それでは、また。
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