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古民家の素晴らしさを知ってもらおう!
仕事を通して、木組みの素晴らしさと心地よい、田舎の風景

サブリーユ新築内装ほぼ完成

2015-01-31 17:21:25 | 古民家販売の仕事

外装は、天気に恵まれず春までお預け。内装は、ようやくほぼ完成しました

      

      

内装の完成

        ※1階ホールは、玄関を除き松の古材をフローリング加工・塗装・ワックス

      ※2階部屋は、地の杉をフローリング加工・・塗装・・ワックス仕上げ

      ※2階廊下は、古材の床板を表面加工・・塗装・・ワックス仕上げ

      ※階段は、総ケヤキ・・すべて古材の床の間板を使用

      ※窓は、ヒバの木製建具

※追加した構造材 古材さし鴨居・・合計4本  太鼓梁2本

        その他構造材は、すべて復元古材を使用

 

 


古民家再生もいよいよ中盤

2014-09-06 17:28:55 | 古民家販売の仕事

古民家再生もいよいよ中盤に差し掛かりました。棟上げを始めて間もなく1月半を迎えようとしています。

最近の主な工事は、外壁のきずりを貼る工事と内装の壁下地工事が中心。

外装は、通気胴縁にきずりを貼りモルタルそしてジョリパットで鏝仕上げです。最近なかなか見ないきずりですが、耐震性や耐久性を考えると昔の施工が一番です。   

 

    玄関と右側庇屋根は、ウエスタンレッドシーダーの板屋根です。

 断熱材は、コスモプロジェクトのウール60%ポリエステル40%厚さ100mmを使用、家全体が綿で囲われたような状態

 カビ、水分に強く、通気してくれるから体にやさしい素晴らしい断熱材です。

  天井部分は、そのまま化粧野地板を貼ってゆきます。

屋根は、レンガ色の洋瓦とウエスタンレッドシーダーの板屋根です。手割風の板は、一枚一枚趣が違って実にいい風合いです。時間の経過とともに赤~さび色、黒に変色し

美しいグラデーションを見せます。

     ウエスタンレッドシーダーの板屋根

内装の塗料は、いろは塗料の栗皮茶をベースにしていますが古材の風合いを生かせたいのでケースバイケースで向かいます。

天井化粧野地板は、栗皮茶1回塗り、母屋、小屋束も1回塗り、床板(松)2回塗り

木部外装は、水性浸透性木部保護塗料のチークを使用。垂木、せんがい鼻は、3回塗り化粧野地板は、1回塗りです。自然派塗料もいいですが、外部は、UVカット塗料をおすすめ!

         UVカット浸透性塗料 水性

次回は、木製サッシの取り付け、床板施工を取り上げたいと思います。

1階床板は、築100年の合掌の4間もたせの梁の古材を製材し、実加工しました。実にきれいな仕上がり。100年前の古材松は、今でもヤニが出てきます。

床になるのが楽しみです。2階は、地の杉を天日乾燥して仕上げた厚み30mmの杉のフローリング、多少の節が気になりますが地の杉は、塗料の発色が既製品とは、大違いです。


古民家再生 いよいよ現場建て方始まる。

2014-07-27 16:01:15 | 古民家販売の仕事

いよいよ現場建て方が始まりました。土台は、ヒノキの4×5寸角 パッキンは、ケヤキ23mm(残念ながら栗が無かった)で我慢する。

初日は、肝心な さし鴨居の間をくみ上げる。さすがに慣れた手つき。棟梁曰く 空中建前と銘打った建て方は、土台から浮かした状態で間で組んで皆で落とし込んでゆく。

見事な組み方

 

 初日 ケヤキさし鴨居四方さしの間を組んでゆく 棟梁曰く 空中組

 2日目 柱すべて立ち上がる。

 3日目 1階間仕切りほぼできてくる

 3日目後半には、1段目の梁組すべてかかる。

 

 4日目 軒先と母屋の下のほうからかけ始める。最上部天秤梁で手こずる。

 

 棟上げ式当日(5日目) 天秤も架かり母屋すべて完了、破風板の取り付けも完了

  全体にこんな感じ、さすがに古民家再生は、豪快

 

 


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2014-07-12 14:50:59 | 古民家販売の仕事

古民家再生工事  第2章

  ようやく基礎工事も終わりいよいよ本体着工となります。大工さんの進み具合は、ただ今

  桁から上の梁の仮組です。全体仮組は、せず桁上の仮組で屋根束の寸法を出すことが目的

  古民家を解体してからすでに半年以上経過していることもあり、少し狂いも出ています。

  曲がった梁組は、一度仮組して様子を見て桁上で今一度レベルを出します。

  今回母屋は、古民家の時より1寸ほど太目ですので屋根束も当然入れ替えることになります。

 

とにかく桁行き梁は、誠に立派です。

 


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2014-07-05 08:15:57 | 古民家販売の仕事

民家再生第2章 

ようやく基礎も終わりいよいよ棟上げの準備に追われています。この建物のコンセプトは【自然素材、地場産木材の利用、古民家再生、伝統工法施工】です。

施主の夢だった薪ストーブの設置も決まり(ちなみに薪ストーブは、バーモントキャスターのアンコーラのレッド)足場がかかる前に薪ストーブ用のステージの作成です。

基礎部分には、床下から新鮮な空気を取り入れる通気口を仕込みました。ステージは、以前解体した石蔵の切石を使います。大矢石風ですが材質は、異なります。

比較的やわらかい材質で加工しやすいのが特徴です。石のみの刃型の跡が何ともいい味わいがあり新品には無い風格があります。

素人ながら仮組をして準備万端です。(組み方を間違えましたが、すでに遅し、このままいきます)。