岡山市 こくたいちょう動物病院 院長の上田です。
今回は動物の熱中症について書かせていただきます。
非常に暑い季節となりました。日中の気温が35℃を超える日が続いています。
この時期になると、ニュースでも人間の熱中症についての報道をよく見かけますが、ペットも例外ではありません
動物は人間に比べて汗腺の発達が乏しく、余分な熱を放出する機能がとても弱いです。
ですので、高温高湿度の環境下では体温を平熱に保つことができず熱中症を引き起こします。
犬・猫は平熱が約38℃ですが、熱中症時には40℃を超える発熱を伴うことも多いです。
加えて、極度の脱水状態にも陥っており、多臓器不全や脳細胞の障害などを併発します。
速やかに適切な処置をおこなわないと、命にかかわる大変危険な状態であることをまずは理解しましょう。
さて、熱中症の予防のポイントを3つ上挙げておきます。
1 密閉された空間(風通しがない)
2 直射日光(日陰のない庭や日中の散歩)
3 水分補給ができていない
経験上の話しですが、熱中症を発症する患者様には以上の3点のどれかが当てはまっています。
今一度、飼育環境を確認してみてください。
また、「去年は大丈夫だったから今年も大丈夫だろう」や「短時間だから大丈夫だろう」という油断も要注意です。
買い物に行く間の20分だけ自動車内に待たせていた犬が熱中症にかかったケースや、屋外飼育で今年は熱中症になったケースがあります。
次に、熱中症が疑われる場合にどうするか?ですが
まずは体を冷やしましょう。そして、水分がとれる状態であれば飲ませましょう。
そしてできるだけ早く最寄りの動物病院に受診していただくことをおすすめします。
熱中症の治療は時間との勝負です。待っていても悪くなっていく一方ですので疑わしい時は一刻も早く処置を受けることを考えてください。
大切な動物の命を夏の暑さから守ってあげましょう。
今回は動物の熱中症について書かせていただきます。
非常に暑い季節となりました。日中の気温が35℃を超える日が続いています。
この時期になると、ニュースでも人間の熱中症についての報道をよく見かけますが、ペットも例外ではありません
動物は人間に比べて汗腺の発達が乏しく、余分な熱を放出する機能がとても弱いです。
ですので、高温高湿度の環境下では体温を平熱に保つことができず熱中症を引き起こします。
犬・猫は平熱が約38℃ですが、熱中症時には40℃を超える発熱を伴うことも多いです。
加えて、極度の脱水状態にも陥っており、多臓器不全や脳細胞の障害などを併発します。
速やかに適切な処置をおこなわないと、命にかかわる大変危険な状態であることをまずは理解しましょう。
さて、熱中症の予防のポイントを3つ上挙げておきます。
1 密閉された空間(風通しがない)
2 直射日光(日陰のない庭や日中の散歩)
3 水分補給ができていない
経験上の話しですが、熱中症を発症する患者様には以上の3点のどれかが当てはまっています。
今一度、飼育環境を確認してみてください。
また、「去年は大丈夫だったから今年も大丈夫だろう」や「短時間だから大丈夫だろう」という油断も要注意です。
買い物に行く間の20分だけ自動車内に待たせていた犬が熱中症にかかったケースや、屋外飼育で今年は熱中症になったケースがあります。
次に、熱中症が疑われる場合にどうするか?ですが
まずは体を冷やしましょう。そして、水分がとれる状態であれば飲ませましょう。
そしてできるだけ早く最寄りの動物病院に受診していただくことをおすすめします。
熱中症の治療は時間との勝負です。待っていても悪くなっていく一方ですので疑わしい時は一刻も早く処置を受けることを考えてください。
大切な動物の命を夏の暑さから守ってあげましょう。