国際ジャーナル 女子フィギュアスケートと携帯電話

2月23日、日本時間の24日にフィギュアスケート女子・ショートプログラムが行われました。
おそらく日本中が注目したのではないかと思います。この日は、朝からテレビでもスケート
一色でした。

最も注目されているのが浅田真央選手だと思います。浅田選手は、ミスのない完璧な演技を
披露しました。そして、女子ショートプログラム史上、初めてのトリプルアクセルを成功さ
せ、観衆を魅了しました。そして日本勢のライバルとも言われている韓国のキム・ヨナ選手
が1位に、浅田選手は2位という素晴らしい結果を残しました。
金メダルに手の届く位置につけ、この日はフリーの演技に期待をつなぎました。
安藤美姫選手は4位、鈴木明子選手もわずかな差で上位に迫っています。

浅田選手は、クランベリー色の衣装に身を包んで、リンクに滑り出した浅田選手はやや緊張
した表情を見せていました。テーマ曲は「仮面舞踏会」。弦楽器の重厚な響きがコロシアム
に流れ出すと、勢いよく氷をけりました。そして、女子ショートプログラム史上、誰も成功
させたことのないトリプルアクセルを見事に成功させると、浅田選手に笑みがこぼれました。
その後も難易度の高い技を次から次に繰り出したのです。

この日、私の子供が通う幼稚園は11時30分降園でした。子供のお迎えに来たお母さん方のほと
んどが「浅田真央ちゃんの演技が見たいから早く帰りたい」とソワソワしていました。
中には携帯電話を片手に11時30分現在の状況を見ているお母さんもいました。以前、雑誌「現
代画報」でも携帯電話に関する記事が紹介されていましたが、外にいるとはいえ今の携帯電話
は便利になったと思いました。携帯電話で情報を得ていたお母さんの「もう帰らないとゆっく
り見れないよ」という一言で、ほとんどの親子が足早に帰ったのです。


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